S氏騒動 - 隠響堂日記

彼のここ十数年の作品にはすべてゴーストライター（名前を表に出さない実際の作者）がいる…という告白を聞いて、推理小説みたいな話だと不謹慎にも思ってしまった。確か、刑事コロンボの「奪われた旋律」は有名映画音楽作曲家の弟子が実はゴーストライターという話。古畑任三郎の最終話「ラストダンス」（犯人役：松嶋菜々子）も有名推理小説作家の双子の姉妹がゴーストライターという話だった。事件にまではなっていないが、現時点で既に彼はWikipediaで「元作曲家」扱いにされ、CDは出荷&配信停止、予定されていたコンサートも続々中止になっている。音楽界はてんやわんやである。 確かに、ポップスなど商業音楽の世界では、「作曲家」はメロディだけ書き（楽譜が書けないので鼻歌で歌うだけのヒトも多い）、それに「採譜（楽譜に書き起こす）」や「アレンジ（編曲。和音やリズムを付け、楽器で演奏できるような総譜スコアにする）」や「オーケ

[piquoh]

作曲者が別人の件。音楽業界の現状説明が分かりやすい。今朝のとくダネで小倉さんが「曲はいいんだけど」「なぜ共同作曲にしなかった」を繰り返していたのとつながる。食材偽装を連想したコメントに納得。

[kosui]

産地偽装→回収みたいなもんだよな。

[kaerudayo]

これもＪ－ＰＯＰと思えばね。「交響曲など、「お金にならない」曲をわざわざゴーストライターに書かせたのが不思議です」　というコメにうなずく。そうなんだよねｗ

[naglfar]

ポップスなら、作曲者は鼻歌レベルで他のヒトがわらわらと肉付けする場合もある。クラシックはひとりで全部つくる。メモ。

[takeishi]

吉松隆がココログでブログ書いてる事を知る

[KTG]

『ただ、今回の場合は、あまりに「音楽以外の処で」話題になりすぎ売れすぎた不運というべきか・・・なにしろ「現代曲」で「交響曲」というのは売れない音楽の代名詞であり』

[okbc99]

“クラシックの純音楽では「作曲家」がメロディから構成そしてオーケストレイションまで「すべて一人でやる」のが基本。「交響曲」にゴーストライターが居た…などというのは聞いたことがない。”

[kaitoster]

『クラシックの純音楽では「作曲家」がメロディから構成そしてオーケストレイションまで「すべて一人でやる」のが基本。「交響曲」にゴーストライターが居た…などというのは聞いたことがない』

[tanayuki00]

ポップスの世界では「「作曲家」はメロディだけ書き、それに「採譜」や「アレンジ」や「オーケストレイター」といったプロたちが集まり「寄ってたかって」ひとつの楽曲を作り上げる」分業体制が当たり前。

[KasugaRei]

ガーシュウィンとグローフェの関係を引き合いにクラシック純音楽でも集団制作があっても良いのでは、という意見。そういえば、吉松隆氏ご自身にも「タルカス」オーケストラ版という仕事がありました。

[halca-kaukana]

クラシック音楽の作曲は分業していない。共同作業もあり｢「ごく普通の聴衆の耳を飽きさせない１時間以上の純オーケストラ曲」が生まれたことは素晴らしいことだと思う。その思いは今でも変わらない。｣

[navagraha]

(クラシックでも分業的な)『作り方もあり得るのではないか？と前々から思ってきたので、そういう共同作業の結果(略)「ごく普通の聴衆の耳を飽きさせない１時間以上の純オーケストラ曲」が生まれたことは素晴らしい』

[dambiyori]

「そういう共同作業の結果、彼の「交響曲第1番HIROSHIMA」のような「ごく普通の聴衆の耳を飽きさせない１時間以上の純オーケストラ曲」が生まれたことは素晴らしいことだと思う。その思いは今でも変わらない」

[sutannex]

吉松隆さんがコメントするとは。ガーシュインもそういえばそうだった。

[u_eichi]

ニュースの見出しを見たときは、障碍があるのだし一部分業ならあって不思議じゃないし、この人の言うようにパートナーも併記すればと思ったのだけど、本人が自ら「裏切り」と言ってしまっているのがなぁ。

[yukatti]

吉村隆さん