一般的には遊び(趣味)と見下されがちな「旅」も、人生のなかでやるべき「仕事」である、という気概で旅する旅人の主張と報告。 『BE-PAL』10年9月号のシェルパ斉藤さんの連載「シェルパ斉藤の旅の自由型」は、次男・南歩くんとの九州縦断自転車旅の3回シリーズの最終回なのだが、今月号の冒頭で南歩くんが「チャリダー」と呼ばれたことについて諭すカタチで、斉藤さんがこの表現を嫌う旨が記されている。二輪車つまりオートバイ乗りを一般的に「ライダー」と呼ぶことに引っ掛けて最後の「ダー」を付けることも含めて(「チャリ+ダー」が気に食わないということ)、「チャリダー」を「子供っぽくてセンスのない造語」とばっさり斬っている。 斉藤さんの身近なところでは使う人はいないと続けて書いている「チャリダー」は、僕の身近な、特にここ数年活躍している若い世代の自転車で旅する人にはすっかり浸透しているという印象があり、その感覚の