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ブックマーク / cocolog-nifty.hatenablog.com (11)

  • 自虐史観と私たちの実践科学 - 山下泰平の趣味の方法

    今年の2月くらいから『私たちの実践科学』なるを紹介するために準備してたんだけど、難易度が高すぎるので止めることにして、かわりにとりとめのないことを書くことにした。今回はとりとめもないことを書くことに決めたので、情報の精査はあんまりしていない。結論がズバっと出る話でもないけど難解な部分もあって、あんまり面白い話でもない気がする。そんなわけで気が向いた人だけ読んでくれたら十分である。 面白すぎるがあったんだけどまとめることが出来なかった 科学的に考えて合理的に判断をするためのガイドブック 難しさの理由 社会も難しい 自虐史観は難しい 変な出来事 ややこしい話し 科学にも新憲法を 面白すぎるがあったんだけどまとめることが出来なかった ここ最近の私は、過去の変な文化を調べたものをまとめ記事にしている。公開した記事がものすごく読まれるとになる。その印税でまた別のことを調べて書くといった流れが

    自虐史観と私たちの実践科学 - 山下泰平の趣味の方法
    nasuhiko
    nasuhiko 2021/12/13
    自虐にせよ自賛にせよ「先の大戦」を他人事のようにフラットに取り扱うことはこんにちの本邦のみならず世界中で実現できていないように思う。それを貶すも褒めるも含め、人間らしさであると考える。
  • 一九二〇年の東京で貧しい若者が苦学に成功する方法・金子文子の場合 39000文字 - 山下泰平の趣味の方法

    一九二〇年の東京で貧しい若者が苦学に成功する方法 どうすれば金子文子は卒業できたのか 苦学と金子文子の状況と 小学校時代 優秀であるがゆえの悲劇 文子の痛手 文子の上京 幸運な上京 文子の戦略ミス 厳しい苦学界 苦学の真実 嫌な社会 女性の苦学は難しい 文子が最初にしたほうがいいこと 先人の跡をたどれば 犯罪スレスレで苦学した男 苦学を使って大儲けした男 そもそも苦学が必要ない人たち メディアを使って記者になる 登校拒否の人 せずにいられないことをする 苦学を成功させるには まとめ 一九二〇年の東京で貧しい若者が苦学に成功する方法 親ガチャなんて言葉がある。「どういう境遇に生まれるかは全くの運任せ」といった意味らしい。対義語は「実家が太い」で、貧困層に生れてしまうと、選択肢や機会が極端に少ないなんて問題もある。これらはずっと存在していたものではあるが、 SNS などで格差や個々人の能力や考

    一九二〇年の東京で貧しい若者が苦学に成功する方法・金子文子の場合 39000文字 - 山下泰平の趣味の方法
  • 明治時代のフィクションで遊廓や遊女がどう美化されたのか紹介する - 山下泰平の趣味の方法

    かなり長く(約15000文字)なってしまったので最初にまとめておくと、この記事は『岩見武勇伝』という物語に生じた変化を紹介しながら、『社会の状況が変化すると娯楽物語の内容も変化する』といったことが書かれている。遊廓は登場するが、その実態については触れていない。 岩見重太郎の妹お辻 『岩見武勇伝』は不完全だから語られ続けた お辻が仇討ちの旅に出るまで 侠客の登場 ヒーローになる若松太兵衛、アイドル化するお辻 なぜお辻の扱いに変化が起きたのか 岩見重太郎の妹お辻 今では忘れ去られてしまっているが、かって岩見重太郎と呼ばれるヒーローがいた。 狒狒を殺す岩見重太郎 岩見重太郎・塙団右衛門 玉田玉秀斎 講演 立川文明堂 大正六(一九一七)年 『岩見武勇伝』は主人公の重太郎が父親の仇である広瀬軍蔵を打つため諸国を巡りつつ、狒狒や山賊を退治し、天橋立で百人斬りを達成、ついでに広瀬軍蔵も完璧に殺害、豊臣秀

    明治時代のフィクションで遊廓や遊女がどう美化されたのか紹介する - 山下泰平の趣味の方法
  • わりと頑張って書いたけどそれほど読まれなかった記事一覧 - 山下泰平の趣味の方法

    私にはたまに狂ったように、ひとつのことを調べる時期がやってくる。後に気が向いたら、調べた結果をまとめて記事にすることもある。狂ったように調べるくらいだから、私はものすごく面白いって思ってるわけだけど、それがどのくらい読まれるのかは分からない。思っていた以上に読まれることもあるし、全くダメな時もある。 読まれるものと、読まれないものの差はよく分からない。ただわりと頑張ったけど読まれなかったものは供養してあげないといけないなっていうのがあって、その一部を書き換えてに入れてみたり、別の記事で紹介したりする。 そんなことをした上で、それでも実に読まれなかったなといった思いが残るものがあるので、日はリストにしてまとめてみようと思う。 無茶な旅行関連の記事 明治にわりと下の階級に生れちゃった若者が、社会のルールを踏み破ろうとする様子にずっと興味を持っている。方法は色々あるのだが一番好きなのは旅行

    わりと頑張って書いたけどそれほど読まれなかった記事一覧 - 山下泰平の趣味の方法
  • ゴールデンカムイに触発されて明治四十三年に書かれたアイヌのヒロインと不死身の豪傑が旅する講談速記本を24000文字くらいかけて解説することにした - 山下泰平の趣味の方法

    ゴールデンカムイが面白い 明治娯楽物語における北海道の扱い 源八郎とヒロインの出合い 殺し合いの後で友達になろう 源八郎がロシア人になった理由 シャマケンは源八郎のため奔走し源八郎はロシアへ渡る 学習漫画的側面 苦学生という存在 源八郎とシャマケンの旅 もうひとつの似ている点 ゴールデンカムイが面白い 人からゴールデンカムイが面白いとお勧めされたので読んでいる。グルメ漫画だと思い込んでいたんだけど、実際は人の皮を集めるみたいな話だった。少しビックリしたものの、確かにものすごく面白い。 今は石川啄木が出てきたあたりで、私は文学が基的に好きだからちょっと嬉しい。そのうちアイヌと啄木つながりで金田一京助や知里幸恵、グラフ誌の関係で国木田独歩あたりが出てくるのかなと、楽しみにしている。国木田独歩がビリヤードをしていたら最高だと思う。 その他にゴールデンカムイの世界で活躍できそうな明治期の文学者と

    ゴールデンカムイに触発されて明治四十三年に書かれたアイヌのヒロインと不死身の豪傑が旅する講談速記本を24000文字くらいかけて解説することにした - 山下泰平の趣味の方法
  • コロナに関する政策に竹槍で B29 を爆破するみたいな話だ的な批判をすることについて - 山下泰平の趣味の方法

    間違った例えは止めよう コロナに関する政策に、竹槍で B29 を爆破みたいな話だ的な批判をたまにみるようになってきた。私もわりと子供の頃に、戦時中ヤケクソになった日人は竹槍で B29 をブッ壊そうとしていたといった話を聞いたことがある。その時はへーって思ってわけだけど、最近になって戦中戦後の新聞を読むうち、あれって嘘だったんじゃないのかなと感じるようになってきた。そんなわけで自分で少し調べてみたら、やっぱりこれは有り得ないような話だなといった感じだった。実は先に調べている人たちは沢山いて、ググったら結論はすぐに出るんだけど、ここでは私が調べたことについて記録しておく。 そもそも私は明治の文化を調べていて、かって日人は合理的、科学的に考え行動しようとしていたことを知っていた。これについてはにしてまとめたので、興味がある人は読んでみてください。 簡易生活のすすめ 明治にストレスフリーな最

    コロナに関する政策に竹槍で B29 を爆破するみたいな話だ的な批判をすることについて - 山下泰平の趣味の方法
  • 「この戦争は間違ってます」とか「日本はいずれ負けます」とかしたり顔でホザいた予知能力者は実在する - 山下泰平の趣味の方法

    戦争を扱ったフィクションで、たまにこの戦争は負けるッ!!みたいなオッさんが出てくる。彼らのような人間は実在してて、元気一杯生きていた。断じて空想上の存在ではない。 記録として残っている日負ける実在するキャラとして、超有名なのが山下清である。山下清は貼絵画家で、今では知らない人が多いんろうけど、かっては裸の大将放浪記というタイトルでドラマ化されていたほどの人物だ。 裸の大将放浪記 山下清物語 [DVD] 出版社/メーカー: 角川映画発売日: 2008/11/21メディア: DVD クリック: 17回この商品を含むブログを見る 山下清は超リアリストの上に、全く雰囲気が読めない。日が負ける理由は、道具が悪いのと国が狭いのと数カ国相手に戦争するからといった単純明快なもの、確かに正しいんだけど雰囲気読めよなっていう感じなのだが、清は子供の頃から一貫して日戦争に負けると言い張り続けて、幾度も殴ら

    「この戦争は間違ってます」とか「日本はいずれ負けます」とかしたり顔でホザいた予知能力者は実在する - 山下泰平の趣味の方法
  • 剣道と銃剣道どっちが強いのか大正時代に試してる奴らがいた - 山下泰平の趣味の方法

    子供に銃剣道と剣道のどっちを教えるのか迷ってる人たちが大量にいるんだけど、強い方を教えたほうが良いに決ってる。男だったら誰だってそう思う。女だってそう思うはずだし、大正時代の奴らもそう思ってる。そんなわけで大正14年に銃剣道vs剣道の試合が開催されたのであった。 銃剣道は比較的早い時期に陸軍で採用されていたものの、従来の剣術や槍術の応用に過ぎないとされ、一段低く見られてしまう傾向があった。というわけで大日武徳会も、銃剣道に教士範士の称号を与えることが長くなかった。陸軍当局の働きかけによって、大正13年にようやく教士の称号が与えられることになる。 しかしながら銃剣道と剣道が勝負をしたら、剣道が勝つだろといった風潮がまだまだ存在している。銃剣道の人らがイライラしていたところ、大正14年に全国剣道大会が開催されることとなった。 銃剣道から教士が出てから初の試合である。ここで勝てば銃剣道の真価を

    剣道と銃剣道どっちが強いのか大正時代に試してる奴らがいた - 山下泰平の趣味の方法
  • 舞姫の主人公をボコボコにする最高の小説が明治41年に書かれていたので1万文字くらいかけて紹介する - 山下泰平の趣味の方法

    舞姫の主人公をボコボコにする小説が明治41年に書かれていたので1万文字くらいかけて紹介したいと思います。 舞姫の主人公を殴れば解決するのでは? 冒険旅行ブーム 島村隼人、エリスに刺されそうになり豊太郎を殴ることを決心する 舞姫との差異 ハイカラを討伐しよう アフリカ人と帰国しよう 世界統一ブームがあった 豊太郎廃人となる 舞姫のために 追記 舞姫の主人公を殴れば解決するのでは? 森鴎外による舞姫っていう小説がある。舞姫の内容を知らない人のためにあらすじを書いておこう。 子供の頃からずっと勉強してた太田豊太郎は22歳になると国費でベルリンに留学、ところがヨーロッパの文化に触れ近代的自我に目覚めてすごい苦悩をする。色々あって豊太郎は踊り子のエリスと仲良くなるんだけど、ついでに無職になってしまう。親切な友達の紹介で職をゲットしたらエリスが妊娠、なんだかんだでロシア仕事に行くことになる。エリスは

    舞姫の主人公をボコボコにする最高の小説が明治41年に書かれていたので1万文字くらいかけて紹介する - 山下泰平の趣味の方法
  • そこそこ美味いものを自分で作って食べるコツ - 山下泰平の趣味の方法

    料理はそんなに上手にならなくて良いと思うけど、自分がべたい味のものを作ってべられるようになると効率が良い。いつでも自力で口の中美味い状態にできる。 格的な料理上手になるのは、すごい大変だと思う。だけど自分が好きな料理を好きな味にするくらいなら、今はインターネットあるからそんな苦労がない。 というわけでそこそこ美味いものを自分で作ってべるコツを紹介します。 『料理レシピ プロ』で検索する 料理を作る 同じものをもう一度作る 三回連続で作る 『料理レシピ プロ』で検索する まず自分の好きな料理を作ることを決意します。なぜ好きな料理かというと、好きなべ物だったらやる気がでるからです。 次に『料理レシピ プロ』で検索する。そうするとこういう感じでプロのレシピが出てくる。 料理のプロは料理が上手い。プロの良いレシピが大量に出てくるから、とりあえず読んで良さそうなの選んだりする。

    そこそこ美味いものを自分で作って食べるコツ - 山下泰平の趣味の方法
    nasuhiko
    nasuhiko 2016/06/11
    完全同意。もう少しメタ度を上げれば、イメージ通りの出力をするには(マニュアルがあっても)1回2回の試行錯誤は必要、ということやろうなぁ。小説にせよマンガにせよイラストにせよ写真にせよ。
  • 私は自転車の話がしたいんだ (約2万文字分) - 山下泰平の趣味の方法

    自転車趣味になりました 最近になって自転車はすごく面白いって思うようになってきた。これまで自分の中では自転車 is 普通という位置付けだったんで、自転車の話をしたいって思ったことなかったんだけど、今や自転車は良いという雰囲気で満ち満ちている。だから私は自転車の話がしたい。しかし周囲に自転車の話できる人がいない。 自転車好きな人と自転車の話したら良いかもしれないけど、私の自転車好きさはロードバイクに乗るとかそういう感じの自転車好きさではない。ボロい自転車をゴチャゴチャとイジくって喜んでるだけである。情報としての価値などない。自転車好きな人も、私の話など聞きたくないだろう。 しかし私は自転車の話がしたい。俺の自転車の話を聞けッ!という気迫があり、自転車には人を狂わせるなにかがある。 こちらは明治時代の自転車好きすぎて泥棒になった大工のイラスト自転車に乗りすぎて大工の仕事サボりまくってたら金

    私は自転車の話がしたいんだ (約2万文字分) - 山下泰平の趣味の方法
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