入学式で新入生に「死に物狂いで学んで」と発破をかける東京大の浜田純一総長=12日、東京都千代田区の日本武道館、内田光撮影入学式を前に友人と記念写真におさまる東大の新入生ら=12日、東京都千代田区の日本武道館、内田光撮影 【川見能人】世界に誇れるエリートを育てたい――。東京大学が、この春から新入生を鍛え上げるさまざまなプログラムを始めた。まず取り組むのは実用的な語学力の向上。学生は、今までよりハードな勉強が求められる。東大合格で満足していては、置いていかれそうだ。 「大学にいる間に、死に物狂いで学んでほしい」「世界のエリートとして活躍するには、学ぶべきことは無限にある」「学問も社会的な事柄も主体的に学ぶ意欲を行動で示してこそ、新しい段階に進むことが可能になる」 12日、日本武道館で開かれた東大の入学式。浜田純一総長が、約3千人の新入生にたたみかけた。「学生の流動性で国際化が遅れている」