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![連載 :日本経済新聞](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/4fd70e953463c2cb30f5c0e5f5adb0585230dd16/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fassets.nikkei.jp%2Frelease%2Fv3.2.161%2Fparts%2Fds%2Fimages%2Fcommon%2Ficon_ogpnikkei.png)
その文書は1951年1月30日午後6時30分、松井明秘書官からシーボルト外交局長、井口貞夫外務次官からバンカー大佐にそれぞれ手渡された。「わが方見解」と題する文書が残っており、それを別掲する。琉球と当時呼んでいた沖縄、それに小笠原の返還を求め、再軍備に反対し、経済自立を重視する当時の吉田の考えが示されている。「エス・ワイ」は、S・Yつまり吉田を指す。安全保障に関する日本政府の見解が興味深い。
海を望む坂、石畳が美しい坂――。山の多い日本には、たくさんの魅力あふれる坂がある。この夏、観光で訪れたい名所を専門家に聞いた。1位 八幡坂北海道函館市 1280ポイント 海と空へ一直線 真っすぐに函館湾へと伸びた270メートルの一本道の眺めは壮観で、選者の半数以上が1位に推した。 下からの眺めも絶景で青々とした函館山がまぶしい。何度も前後を振り返り、函館を双方から満喫する観光客が多かった。傾斜はきつく、坂を上るには成人男性でも7~8分かかる。夜になると街灯に照らされた石畳がセピア色に輝き、「昼でも夜でも景色が素晴らしい」(小川正彦さん)。「雨上がりのぬれた路面や、遠くに見える船のライトアップが幻想的」(加藤由香さん)だ。 八幡坂と並行して延びる、基坂や二十間坂なども楽しみたい。坂の上の元町は旧イギリス領事館など最初の開港地としての歴史を感じられる建物が残る。ロープウエーで函館山まで足を延ば
1968年のメキシコ・オリンピックで、日本を率いていた長沼健監督が準々決勝で地元メキシコと当たらないようにするため、グループリーグ第3戦のスペイン戦で引き分けを指示したことはよく知られている。 ■メキシコ五輪で長沼監督が指示したが… その試合の後半途中、湯口栄蔵選手を送り出すとき、長沼監督は「点を取るな、このまま0-0の引き分けに持ち込めとみんなに伝えろ」と指示した。狙いどおりに0-0で引き分け。準々決勝でフランスと当たった日本は3-1で快勝して、銅メダル獲得の大きな足がかりとした。 だが、メキシコ・オリンピックのときの日本代表は、世界の男子サッカーでまったくのアウトサイダーだった。日本で生中継があったわけでも、少年少女を含めた国民の何分の一かが見守っていたわけでもない。 まして「引き分け狙い」は国際的には伝わることはなく、帰国してから長沼監督が初めて明かしたことだった。 ■「後半の途中に
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