シリア大統領 弾圧中止を表明 8月18日 14時47分 反政府デモに対する弾圧を続けてきたシリアのアサド大統領が、国連のパン・ギムン事務総長との電話会談の中で、軍や警察による弾圧を中止したことを明らかにし、国連や関係各国では、事態の収拾につながるのか慎重に見極めたいとしています。 シリアでは、ことし3月以降、アサド政権が反政府デモを武力で弾圧しており、これまでに2000人以上が死亡したものとみられています。こうしたなか、国連のパン・ギムン事務総長は17日、アサド大統領と電話会談を行い、過度の武力行使によって市民の人権が侵害されていると非難したうえで、速やかに弾圧をやめるよう求めました。これに対して、アサド大統領は「軍隊や警察の行動は中止した」と述べ、市民への弾圧を中止したことを初めて伝えてきたということです。そのうえで、アサド大統領は、今後数か月以内に憲法の改正や議会の選挙を含む民主的な改