アニメーション映画監督 1960年、大阪枚方市生まれ。日大芸術学部映画学科在学中から『名探偵ホームズ』に脚本家として参加。『魔女の宅急便』(89)演出補。監督作として、TVシリーズ『名犬ラッシー』(96)。TVシリーズ『BLACK LAGOON』(06)では監督・シリーズ構成・脚本。長編映画、『アリーテ姫』(01)。山口県防府市に暮らす少女・新子の物語を描いた『マイマイ新子と千年の魔法』(09)は異例のロングラン上映とアンコール上映を達成。さらに2016年、広島・呉を舞台にした長編映画『この世界の片隅に』が公開されると、幅広い世代からの支持が大きな反響を呼び、日本アカデミー賞《最優秀アニメーション作品賞》、アヌシー国際アニメーション映画祭長編部門《審査員賞》を受賞するなど、国内外にて高い評価を得て数々の映画作品賞・監督賞を獲得。2019年12月には新しいシーンを追加して別の観点からの作品と
『この世界の片隅に』片渕須直監督の新作映画『つるばみ色のなぎ子たち』のビジュアル (C)つるばみ色のなぎ子たち製作委員会/ クロブルエ / (C)The Mourning Children Production Committee/ KUROBURUE アニメ映画『この世界の片隅に』(2016年)などで知られる片渕須直監督の最新作映画『つるばみ色のなぎ子たち』が制作されることが21日、都内で開催されたイベント「MAPPA STAGE 2023」内で発表された。物語は枕草子が書かれた平安時代を舞台に、清少納言がいた日々を描く。あわせて、制作中の様子を伝えた映像が公開された。 【動画】『この世界の片隅に』監督の新作映画! 平安時代が舞台…公開された制作映像 あらすじは、「死んだら人はどこへ行ってしまうのだろうか。消えてしまうのだろうか。京都で死者数万人、死体は山に置かれ、町の外には野犬が蔓延る
広島市西区出身の漫画家こうの史代さん(54)が2007~09年に雑誌連載した「この世界の片隅に」。広島の漁村から軍港のある呉へ嫁いだ主人公すずは、絵を描くのが大好き。不器用ながらも、居場所を求めて懸命に生きる姿がユーモアを込めて描かれます。 戦時下の人々の暮らしやささやかな幸せを丁寧に描写し、それらを奪う戦争の悲しみを表現しました。漫画は英語、フランス語、ドイツ語、イタリア語など12言語に翻訳されています。 作品にほれ込んだ片渕須直監督(62)がアニメ映画化し、16年に公開。先進7カ国首脳会議(G7サミット)の取材で訪れる各国記者向けに英語字幕付き上映会が開かれます。(渡辺敬子) (2023年4月7日朝刊掲載)
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片渕須直さんが監督を務めたアニメ映画「この世界の片隅に」の製作委員会は7月24日、TBSで放送中の実写ドラマ版について「一切関知しておりません」と、異例の発表を行いました。 アニメ映画「この世界の片隅に」公式サイト 発表によると、ドラマ版には「special thanks to 映画『この世界の片隅に』製作委員会」と表記されているものの、同委員会は「当該ドラマの内容・表現等につき、映画に関する設定の提供を含め、一切関知しておりません」と説明。謝辞としての意味合いが強い「special thanks」に対し、ここまで無関係であることを強調するのは異例です。 両作は、こうの史代さんの同名漫画『この世界の片隅に』が原作。2016年に公開されたアニメ映画版は観客動員数が200万人を超え、日本アカデミー賞を受賞するなど高く評価されたのが記憶に新しいところ。スタッフが舞台となった広島県呉市に何度も訪れ
TBS系で実写ドラマ版が放送中の「この世界の片隅に」。8月5日に、原作者のこうの史代さんがファンページの掲示板に投稿したと思われる書き込みが発見され、かねて指摘されていた原作との相違点などについてユーモラスに触れた内容だと大きな反響を呼んでいます。 実写ドラマ版が放送中の「この世界の片隅に」(画像はドラマ「この世界の片隅に」公式サイトから) 戦時中に生きる人々の暮らしを描いた原作漫画を踏襲しながら、オリジナル要素として現代パートが含まれている実写ドラマ版。評判はおおむね好調ながら、漫画版ではなくアニメ映画版を参考にしたと思われる一部の描写はファンの間で賛否を呼んだ他、7月には、ドラマに表記されていた「special thanks to 映画『この世界の片隅に』製作委員会」という文言に対して、アニメ映画版の製作委員会が「当該ドラマの内容・表現等につき、映画に関する設定の提供を含め、一切関知し
【フル動画】片渕須直オンライン講義「なぜ『この世界の片隅に』をつくるのに、あんなに時間がかかったのか」 ◆『この世界の片隅に』の完成には、なぜ6年間も時間がかかったのか。この次もかかるのか 文藝春秋digitalは、4月7日(木)20時〜、アニメーション監督の片渕須直さんをお招きして、オンラインイベント「なぜ『この世界の片隅に』をつくるのに、あんなに時間がかかったのか」を開催しました。 《フル動画はこのページ下部にあります》 片渕須直さんが監督を務め、2016年に単館公開されると、1133日間も続く異例のロングラン上映となったアニメ映画『この世界の片隅に』(原作マンガ:こうの史代)。戦時中に広島市から呉市へと嫁いだすず(声・のん)の暮らしを描く同作は、興行収入27億円越えの大ヒットとなり、第40回日本アカデミー賞最優秀アニメーション作品賞などを受賞。2019年には約40分の新規映像を加えた
スタジオの設立にあたって 「この世界の片隅に」「この世界の(さらにいくつもの)片隅に」 を作った我々は、こんな言葉をもらいました。 ❝片渕監督のアニメは他のどれにも似ていなくて、それ自体がひとつのジャンルだと言っても良いのではないでしょうか。❞ ❝だから、それがなくなったら日本のアニメが一種類減ってしまいます。❞ なくならせないために、先へ延ばすために、もっと広げてゆくために。 共通の考え方、共通の技術基盤を共有するスタッフたちを作り出す場所として新しいスタジオを設けることを考えました。 ここでは、映画人を作り、そして映画を作る。 さらには「作った映画を観る人にどうやって届けるのか、行き渡らせるのか」ということまでも、映画を作る自分たちの事として考えていきたい。 自分たちの映画を上映するスクリーンを持った映画館を併設することまでも考えていこうとしています。 配信への比重がますます高まる今後
平松洋子*1「「悲しくてやりきれない」」『本の窓』(小学館)398、pp.60-64、2020 「酢の物」特に「きゅうりの酢の物」と「悲しくてやりきれない」(サトウハチロー*2作詞、加藤和彦*3作曲)について。 コトリンゴのカバー曲を初めて聴いたのは、長編アニメーション映画「この世界の片隅に」(監督・片渕須直 原作・こうの史代 二〇一六年 東京テアトル)*4だった。映画のオープニングで流れる「悲しくてやりきれない」は、戦争と広島を描く物語の哀しみをあらかじめ耳に届けるのだが、もともと「悲しくてやりきれない」は映画との相性も絶大で、「シコふんじゃった」(脚本・監督・周防正行 一九九二年 東宝)ではおおたか静流、「パッチギ!」(監督・井筒和幸 二〇〇四年 シネカノン)*5ではオダギリジョー(音楽監督は加藤和彦が担当していた)が歌い、強烈な印象を刻んだ。名歌は、映像表現に普遍性を与える装置になり
「なんとも思ってはいない、ただ……」 夕方、会議を終えて少し疲れた様子の荒井晴彦は、少し考えてから口を開いた。 今、アニメ関係者の中でひとつの雑誌が話題になっている。 荒井が編集発行人を務める「映画芸術」(編集プロダクション映芸)が、それだ。映画批評誌の中では老舗に位置づけられる雑誌。その最新号に掲載された「日本映画ベストテン&ワーストテン」。年1回発表される同誌のランキングで、2017年の作品からアニメ映画を除外したことが話題になっているのだ。 その除外に至る論理、議論。アニメを外すなら選考を辞退することを決めた映画評論家の主張などは、これが掲載された最新462号に掲載されているので、興味のある人は各自で目を通してもらいたい。 ともあれ、最新462号の発売と共に、主にアニメ関係者から、さまざまな形で批判が噴き上がった。「アニメが嫌いなのではないか」「CGが当たり前になっているのに、実写と
【関連記事】世界で急成長の日本アニメ、海外勢が猛追 輝き続けるカギは? 片渕監督の眼 【関連記事】なぜ日本アニメは世界で愛される ディズニーとは対極の「ガラパゴスの力」 ――日本のアニメには、見ている人が自分自身の人生と重ねて入り込める、共有できるストーリーが多いと、海外のアニメファンの多くが言っていた。だからこそ、国籍に関係なく、様々な国で受け入れられるのではないでしょうか。 えっとね、違うかもしれないんだけども、ある意味、日本のアニメーションがティーンエージャーより上の世代に向けて特化していった、対象年齢を特化していった結果だと思うんですよ。例えば、ピクサーなどはまだ子供のために見せるという使命が残っていますよね。日本はもうないですよ。 それはね、逆に言うと、そこが穴場なんです。「我々の世代に向けて語ってくれるメディアってない」と、ティーンエージャーや20代前半の人が思うわけです。とこ
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