ネット上ではマスコミのことを「マスゴミ」と言って揶揄する言動が目立つ。 それはマスコミのスクープのためなら人権侵害とも取れるような、突撃取材などの過剰な報道合戦の果てに、消費者側と供給側の「求めているもの」の乖離が大きくなってきたからなのだと思っている。 事故や事件に遭った被害者のプライベートを取材によって明らかにすることで、その被害者にストーリー性を持たせて美談調に仕上げて消費しようとする。 マスコミの報道姿勢は、そういったものを国民が求めているという写し鏡とも言える。 つまりシンプルな事実だけを報じる客観的報道では飽きたらず、被害者の背景を知ることでなんらかの物語として消費したいという欲望が国民にあるから、マスコミとしてはその需要を満たしているだけだとも言える。 この国は自由競争がある一定レベルではあるものの守られているから、本当に消費者側の需要と供給側のギャップが大きくなればその媒体
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