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米国の金融関係者はFRBの仕事をしばしばストリッパーに喩えます。 ストリッパーは結局のところ裸になるだけだから、ステージの上で起こる事というのは退屈なほど「お定まりのコース」です。 でもその決まり切ったルーチンをなんの工夫も無く、惰性でやっていたら、観客はすぐにソッポを向くのです。 元ストリッパー出身の脚本家、ディアブロ・コーディーはNPRのインタビューでストリッパーという仕事について次のように語っていました。 FRBは限られた政策ツールで市中の金利を操作し、時には景気を煽ったり、また場合によっては冷やしたりしないといけません。 下は財務省証券の利回り曲線(トレジャリー・イールドカーブ)のグラフです。 ここで重要なのは基本的にFRBが働きかけられるのは短期市場(=それをイールドカーブのショートエンド、つまり上の図の左端)だけだということです。 (ここでは量的緩和政策などの臨時措置を除外して
主要国のインフレ目標「平時から4%に」 IMFが提言 国際通貨基金(IMF)は12日、平時から「4%」など高めの物価上昇率を容認し金利水準も引き上げることで、金融危機のような経済ショック時の利下げの余地を広げることが望ましいとの論文を公表した。危機の教訓をふまえたマクロ経済政策の見直し論議が本格化し始めた形だ。 NIKKEI NET(日経ネット) http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20100213ATGM1301213022010.html 「まあ、当然の話だよね」とリフレ派なら誰もが思う訳ですが、本当にそんなことをBlanchard先生が言っているのか念のために関連部分を訳してみました。 訳したのは"IV. IMPLICATIONS FOR THE DESIGN OF POLICY"の"A. Should the Inflation Target B
僕がインフレ目標型の政策を提言するときは「2-3%」というコトが多い*1のですが,IMFから平時4%の提言が! 主要国のインフレ目標「平時から4%に」IMFが提言 この記事の元ネタになったのが Blanchard, Dell'Ariccia, and Mauro, "Rethinking Macroeconomic Policy," IMF Staff Position Note もっとも即4%インタゲにすべしっていう提言ではないんですが,デフレに巻き込まれることを防ぐために,予備的に高めのインフレ目標水準を設定しておき,政策余地を残すという考え方は重要です.財政についても財政の健全性が「いざというとき」の財政政策の効果を高めることなどが指摘されています*2. ちょっち引用. It appears today that the world will likely avoid major d
http://d.hatena.ne.jp/tanakahidetomi/20100102#p1たとえば短期的な総需要サイドの刺激策と長期的なサプライサイド政策を不況のときに両方とるのは矛盾しない、というのが飯田・矢野的な立場でしょう。ところがたぶん松尾さんや僕は事実上、サプライサイドの改革は時間もかかるし今やってもその効果がでるのはかなり先、ということでここらへんを「無罪放免」にしているwところが本当は僕らのマクロ経済観では、たとえば不況の中でサプライサイド改革、たとえば雇用の流動化とかなんとかいわれているものをやる、というのは頭大丈夫かね? というのが本音のはず。少なくとも雇用流動化が賃金の下方硬直性を緩めるような方向に左右するのは首是できないでしょう。ところがDSGE派は(現実感覚、プラグマティックに目をふさぐ以外には)原理的に不況の中で雇用流動化もありえる、というのが解答のはずです
ジョゼフ・ドッジ(右)と大蔵大臣池田勇人 ドッジ・ライン(英: Dodge Line)は、戦後混乱期(戦後占領期)の1949年(昭和24年)2月に、日本経済の自立と安定とのために実施された財政金融引き締め政策。インフレ・国内消費抑制と輸出振興が軸。GHQ経済顧問として訪日したデトロイト銀行(英語版)頭取のジョゼフ・ドッジが、立案、勧告した。1948年(昭和23年)12月に、GHQが示した「経済安定9原則」[1] の実施策である。ドッジ・プランとも呼ばれる[2]。 時代背景[編集] 敗戦後、3年を経過した日本は、未だGHQの占領下にあった。 この頃、アメリカとソ連の間では、既に冷戦が表面化していたため、GHQは日本を、アジアにおける反共の砦に仕立て上げる必要に迫られていた。 そこでジョゼフ・ドッジは、後にドッジ・ラインと呼ばれる経済合理化政策を画策。日本の資本主義を強化する方策を打ち出し、翌
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