[ワシントン 24日 ロイター] 米ボーイング787型機のバッテリーをめぐる問題で、米運輸安全委員会(NTSB)が複数の内部告発者に関心を寄せている。 そのうちの1人、マイケル・レオン氏は、NTSBの調査官と今週接触し、英メギット傘下のセキュラプレーン・テクノロジーズ社をめぐって安全性への懸念を提起したことで6年前に解雇されたとの自身の主張に関する詳細な資料を渡したと明らかにした。同社は米アリゾナ州に本拠を置き、787型機に搭載されているリチウムイオン電池向けの充電装置を製造している。 同氏は23日に行われたロイターとのインタビューや裁判資料の中で、セキュラプレーン・テクノロジーズ社が充電装置の出荷を急いでいたと主張。同氏はこの充電装置について、仕様と一致せず、正常に作動しなくなる可能性を指摘していた。