8月3日、欧州中央銀行(ECB)は経済報告で、ユーロ圏の賃金および消費財価格は依然として緩やかなペースでの伸びが続いており、経済の回復にもかかわらず、インフレを抑制する要因になっているとの見解を示した。写真はフランクフルトにあるECB本部。4月撮影(2017年 ロイター/Kai Pfaffenbach/File Photo) [フランクフルト 3日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)は3日発表した経済報告で、ユーロ圏の賃金および消費財価格は依然として緩やかなペースでの伸びが続いており、経済の回復にもかかわらず、インフレを抑制する要因になっているとの見解を示した。 報告は、2兆3000億ユーロ(2兆7000億ドル)に及ぶ量的緩和プログラムを縮小するかどうかの決定を控える中、ECBが物価上昇圧力に関して慎重な見方を維持していることを示唆している。 ユーロ圏では、ここ数年の低インフレにより、