と、さんざ嘆いたら、 日本古典書誌学だって、もう昭和初期、「書誌学会」の連中がやりはじめて、やうやく、立派な辞書ができたのが近年ことですよ と慰めらる。 いやさ、昨日、オトモダチが集まりて、「内務省納本月報」に注目するんなら「ブックレビュー」「ブックマン」という題名からのほうが好みだとか(三者は同じ雑誌)、愛書趣味でなく出版業界史からアプローチすんなら、それよか「図書週報」のはうがよっぽど業界誌だとか、普及が遅々としてをる「文圃文献類聚」も、近代書誌学成立の50年後の未来には評価されるかもしれぬとか、かやうなることどもをくっちゃべりての話(。・_・。)ノ きのふ神保町にて、山岸徳平の追悼録かなんかが出てて、ヌートリアくんがこれこれとていったらさすが書誌鳥も気づいてて、わちきはそれを見た途端、1980年代に岩波全書のこれをみて、 書誌学序説 (岩波全書セレクション) 作者: 山岸徳平出版社/
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