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読書に関するnegadaikonのブックマーク (33)

  • いま哲学は何の役に立つのか? 岸見一郎と大澤聡が考えた(講談社文芸文庫)

    戦前の困難な時代の中で真実を求め続けた哲学者、三木清。生誕120年にあたる今年、今の時代を予言していたかのような三木に改めて注目が集まった。 今なぜ三木の言葉が必要とされているのか。 Eテレ「100分de名著」で三木清『人生論ノート』の解説を担当したアドラー心理学の岸見一郎さんと、『三木清教養論集』『三木清大学論集』『三木清文芸批評集』を編纂した批評家の大澤聡さんが読み解く。 (この対談は、八重洲ブックセンターにて行われました) 「孤独とは強さである」 大澤 三木清は兵庫県の龍野の出身です。15年ほど前にふらっと旅の途中で立ち寄ったことがあるんですが、現代でも揖保川と田畑が延々と広がるのどかな光景でした。そんな土地で育った三木が第一高等学校に入学するために単身上京します。1914(大正三)年、17歳のときのことです。 三木清の東京での孤独については、岸見さんもご著書『「人生論ノート」を読む

    いま哲学は何の役に立つのか? 岸見一郎と大澤聡が考えた(講談社文芸文庫)
  • ピーター・バーク著・井山弘幸訳『知識の社会史2』読書メモ - みちくさのみち(旧)

    書では、思想を語らないというわけではない―制度を理解するうえで思想を省くことはできないのだから―、ただ、思想の内在的歴史より外在的歴史を、知的な問題より知的な環境の方を重視するということだ」(p.13) 書は、イギリスの歴史家、ピーター・バーク(Peter Burke)のA social history of knowledge II : from the Encyclopaedie to Wikipedia. Cambridge: Polity, 2012. の邦訳である。 2というからには1もあって、1は2000年に原著が発行され、2004年に邦訳が発行されている。1の副題は、邦訳では意訳されてしまっているが、「グーテンベルクからディドロまで」なので、18世紀中葉にディドロが作った百科全書からウィキペディアまでを副題に持つ書はまさに続編ということになる。 自分は門外漢であるため

    ピーター・バーク著・井山弘幸訳『知識の社会史2』読書メモ - みちくさのみち(旧)
  • 敢えて読書史と読者史に思うことの断片いくつか - みちくさのみち(旧)

    ――和田敦彦『読書歴史を問う―書物と読者の近代』読書メモ 読書歴史を問う視点 和田敦彦著『読書歴史を問う―書物と読者の近代』(2014年、笠間書院)を読んだ。 読書歴史を問う: 書物と読者の近代 作者: 和田敦彦出版社/メーカー: 笠間書院発売日: 2014/07/28メディア: 単行この商品を含むブログ (9件) を見る 刊行前から楽しみにしていたで、出たらぜひとも感想をまとめておきたいと思っていた。発売後すぐに読んだのに、身辺が少し慌ただしかったためにブログの更新自体が停滞してしまったが、以下、書を通じて考えさせられたことについてまとめていきたい。 書の目次については、すでに版元が詳細なものを公開しているが、以下に掲げる全10章からなる。 第1章 読書を調べる 第2章 表現の中の読者 第3章 読書の場所の歴史学 第4章 書物と読者をつなぐもの 第5章 書物が読者に届くま

    敢えて読書史と読者史に思うことの断片いくつか - みちくさのみち(旧)
    negadaikon
    negadaikon 2014/09/27
    ――和田敦彦『読書の歴史を問う―書物と読者の近代』読書メモ
  • (メモ)和田敦彦『読書の歴史を問う』(笠間書院, 2014): egamiday 3

    読書歴史を問う: 書物と読者の近代 - ●はじめに--なぜ読書を問うのか ・ベトナム社会科学院の日語蔵書。EFEO蔵書が引き継がれたもの、1万冊。 ・読書も、読者も、当たり前ではない。なぜという問いを伴う。 ●1:読書を調べる ・このは近代の読書を調べるための実践マニュアルです。 ・読書が形成されるまでには、物理的に「たどりつくプロセス」と、読んで「理解するプロセス」があって、たどりつくプロセスについてはあまり読書研究としてされてなくて、出版史とか図書館史とかになる。 ・読書は不自由に満ちている。 ・いま・ここの読書を評価・批判するために、別の場所、別の時間、「遠くの読書」、「不自由さ」、当たり前のことがいちいち当たり前ではないところ、を知る必要がある。 ・事例で、特徴と違いをとらえて、比較・対照させる。 ・不自由さの否定ではなく、可能性をひろげるものとして。 ●2:表現の中の読者

  • min2flyさんの感想・レビュー

    2014 8/18パワー・ブラウジング。 出ると耳にしたときから読みたいと思っていた、和田先生の。やっと読めた。 読書歴史を如何に研究するか、そのさわりを色んな角度から紹介していく。 読書を「読者が書物を理解するプロセス」と、「書物が読者にたどりつくまでのプロセス」分けて考える、従来は専ら前者の理解のプロセスに注目するものが多かったが、書は後者に分量を多く割いているのが面白いところ。 ○2章は理解のプロセスを如何に研究するかの話 ○3章・読書の場所の歴史学 ・読書の場・・・たどりつくプロセスの末端であり理解のプロセスに影響するもの ・鉄道 ・監獄、軍隊・・・ ・利用の不自由な場での読書歴史を追う意義 ・図書館読書を制限し、方向づける場としての図書館 ・「図書館史を評価したいのは、それが読書歴史、すなわち読者への書物の流れがいかに形成され、あるいは制限されてきたかを教えてくれる

    min2flyさんの感想・レビュー
  • 和田敦彦『読書の歴史を問う』第8章◉電子メディアと読者、を全文公開 | 笠間書院

    和田敦彦『読書歴史を問う』・第8章◉電子メディアと読者、を全文公開いたします。 2014年7月上旬刊行予定です。 書の詳細は以下をご覧下さい。 https://kasamashoin.jp/2014/06/post_2951.html http://www.hanmoto.com/bd/isbn978-4-305-70736-9.html また、2014年07月19日(土)19:30 ~より、ジュンク堂書店池袋店にて、刊行記念トークイベントがあります。お時間がございましたら、ぜひご来場ください。きっと面白いトークになります! 和田敦彦×大橋崇行 「読書歴史の問い方~何のために問い、何が分かるか~」 →無事終了いたしました。以下動画公開中です。(2014.7.29) ○ジュンク堂書店Podcastでも公開中です。 http://junkudo.seesaa.net/article/4

  • 読書論の系譜の柱がわかったΣ(゜∀゜;)  - 書物蔵

    読売読書会の読書之友、読書世界の復刻の解題を読んでたら、木村武雄が編集者でなくなって趣味性が弱まり修養性が高まって、文学投稿誌としてもふるわず潰れたと書いてあった。 なるへそ。 近代初頭からの読書論の系譜を、趣味性と修養性のせめぎあいで記述できるなぁと思ふたことぢゃΣ(゜∀゜;) だれぞがいふとったが、読書論の対象領域論もありかと。文学、芸術だけでなく、それ以外の諸学問についても、趣味として読書することは可能とぞ。たとへば、民俗学などは趣味として受容されていた側面があるとか。

    読書論の系譜の柱がわかったΣ(゜∀゜;)  - 書物蔵
  • 歴史家と読書――生涯に100冊の本を徹底的に何度も読む。 - 保立道久の研究雑記

    歴史家と読書――生涯に100冊のを徹底的に何度も読む。 総武線のなか。今日は授業。 先週は打ち合わせだったので、今日が当の開始。 最初に「歴史学における読書」という話をするつもりで、そのメモを作ろうと思う。 昨日、書斎の整理をしていたら、『大塚久雄ーー人と学問』(みすず書房)みがでてきた。 このは大塚先生の著作集を編集した岩波書店の石崎津義男氏が先生からの聞き取りにもとづいて先生の逝去の後に出されたもの。大塚さんの伝記としてつかうことができるである。前は机辺においていたのだが、しばらくみないと思っていたら、別の机にあった。 なつかしく読んでいたら、大塚さんが「自分の読んだはせいぜい一〇〇冊だろう」といったとある。これは100冊のを徹底的に読んだということだろう。石津さんは、大塚さんの、この断言自身、あるいはその数の少なさに驚いているが、大塚さんの100冊のなかにはマルクス・ウェ

    歴史家と読書――生涯に100冊の本を徹底的に何度も読む。 - 保立道久の研究雑記
  • E1552 – 英国の読書習慣調査:読む派と見る派に二分されている?

    英国の読書習慣調査:読む派と見る派に二分されている? 読書推進活動などを行うBooktrustが,2014年3月11日,英国の成人の読書習慣に関する調査報告書“Booktrust Reading Habits Survey 2013”を公開した。この調査は,Booktrustが調査会社DJS Researchに委託して実施したもので,18歳以上の1,500人に対して電話調査を行っている。Booktrustは,調査結果から,英国がを読む人たちと,テレビやDVDを見る人たちの“二つの国”に分断されている傾向が示されていると,ややセンセーショナルにまとめ,懸念を表明している。 報告書は,第1節で手法等について示したうえで,第2節「読書」で,読書の頻度,の所有,の購入について,調査の結果を示している。続く節では,第3節「読書の喜び」で,読書を楽しいと感じる程度,楽しい(あるいは楽しくない)理

    E1552 – 英国の読書習慣調査:読む派と見る派に二分されている?
  • 白水社 : 読書会ノススメ:「アメリカ読書会事情」矢倉尚子

    アメリカで十数年前から流行し始めた読書会は近年ますます隆盛をきわめ、一説にはいまやミドルクラスの女性の少なくとも3人に1人が何かのかたちで読書会に参加しているという。 かく言う私も、以前アメリカに住んでいたころ読書会に入っていた。毎月1冊ずつを読んでメンバーの家に集まり、ディスカッションをするのだが、準備不足であまり発言しなかったりすると、最後にその日のリーダーから「今日あなたはほとんど貢献しなかった」などと名指しでお叱りを受ける、なかなか厳しいものであった。日に住む欧米人女性の間でも読書会は盛んに行われていて、私も参加していたことがある。 『ジェイン・オースティンの読書会』を訳したあと興味が湧いて、「あなたの読書会のことを教えて」というメールをかつての仲間に出してみた。すると驚いたことに、十数時間の間に、もう何年も音信不通だった人を含め、ほぼ全員から熱い返信が返ってきたのである

  • サービス終了のお知らせ - NAVER まとめ

    サービス終了のお知らせ NAVERまとめは2020年9月30日をもちましてサービス終了いたしました。 約11年間、NAVERまとめをご利用・ご愛顧いただき誠にありがとうございました。

    サービス終了のお知らせ - NAVER まとめ
  • ロジェ・シャルチエ:『書物の秩序』他 - SCHOLASTICUS LUGDUNENSIS ANNEX

    歴史やっている場合、文学における受容美学の議論にとっかかる前に、とりあえずシャルチエから入っとく方がいいっすよね。特に西洋史は。 中世の場合、色々としっくりこない所がありますが、叩くにせよ支持するにせよ参照軸としはやはり無視するわけにはいかないですよね。 アナール第4世代に位置するロジェ・シャルチエ Roger Chartier の書物・読書・読者・読書行為の社会史研究はいくつか邦訳があるわけで。 取っ掛かりとしてはまずこれでしょう。 書物の秩序 (ちくま学芸文庫) 作者: ロジェシャルチエ,Roger Chartier,長谷川輝夫出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 1996/04メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 7回この商品を含むブログ (11件) を見る訳者による丁寧な研究史の解説もあるし。 それとこれ。 読書と読者―アンシャン・レジーム期フランスにおける 作者: ロジェシャ

    ロジェ・シャルチエ:『書物の秩序』他 - SCHOLASTICUS LUGDUNENSIS ANNEX
  • 高校生へのオススメ本の紹介や声かけ  高校生に読書を勧めない理由 に続けて。 - まだ書きさしの

    以前、高校生に読書を勧めない理由という日記を書きました。 そのときは「読書は、高校生の成績に直結しません。学力向上のために読書を勧めるのは、指導として寧ろ不親切です。」でも「オススメの紹介や図書館利用についての声かけは随時行っています。」と続けています。その、紹介と声かけについて書いてみます。 異動と言いますか、着任なさった方が「一昔前の方針のまま授業しているようですね」と評したとかしないとか、という「教え込み」型が勤務校の現状です。当然、ペアワーク、グループワーク、言語活動を含めた授業もほとんど行われていません。況や図書館利用(調べ学習・読書指導・図書館の利用教育)をや。残念です、せっかく国語の教員なのに。司書の資格も司書教諭の免許も持ってるのに。 時間がなくても、学校図書館に協力をお願いできなくても、ほんの数分・少しだけの手間でできる何かはないものか……と考えた結果、やはり紹介するこ

    高校生へのオススメ本の紹介や声かけ  高校生に読書を勧めない理由 に続けて。 - まだ書きさしの
  • 『国立国会図書館関西館に行ってきました』

    国内で出版されたすべての出版物を収集・保存する日唯一の法定納図書館「国立国会図書館」。東京にしかないのだと思っていたら、関西館があるらしい。あるらしい、と聞いていても、どこにあるのか知らなかったのだけど、先日用事があって出かけた先で出会ってしまったのです。 これが国会図書館関西館です。かっこいいー!山を背負い、反対側には広い道路と広いファミレスが並ぶ、車で訪れる郊外型の場所。 道路挟んで反対側。 車がない場合はどうすればいいのかと、途方に暮れるような場所ですが、京都から行くのは意外に簡単。 京都駅から近鉄に載って「新祝園駅」(しんほうそのえき、と読む)で下車。480円ほど。駅前から出ているバスに載って図書館前で下車。バス代は230円ほど。後払い。ピタパが使えます。ちなみに町内循環バス「くるりんバス」は1時間に1あるかないかだけども、これにタイミングが合えば100円で行ける。ただし

    『国立国会図書館関西館に行ってきました』
  • 誰でも訓練なしにできる→スピードと理解度の両方を高める読書の方法

    -----人生は反復であり、そして反復こそ人生の美しさであることを理解しないものは、自ら自分に判決をくだしたも同然で、しょせん逃れられぬ運命、つまり自滅のほかあるまい。(キルケゴール) 読書力の限界を押し上げる方法 読書スキルを高め、読書力の限界を押し上げる最も確実な方法は、こうだ。 再読すること。 ボロボロになりながら読み進み、ヘトヘトになって読み終えた、自分にとっての限界を、もう一度読むことである。 もう一度読むと、一度目には気付かなかったことに気付く。 読み飛ばしていた箇所、読み取れてなかった意味や連関、といったの中に〈書いてあること〉もそうだが、一度目には見えなかった議論の飛躍や欠陥などの〈書いてないこと〉にも思い至る。 〈書いてないこと〉のうちでとりわけ重要なのは、最初は歯が立たなかったこのが二度目となった今では一度目ほどには難しく感じない、という気づきである。 一度目の読

    誰でも訓練なしにできる→スピードと理解度の両方を高める読書の方法
  • 2011年12月号 編集後記|編集後記|平日開店ミシマガジン

  • 現代のオトナが捨てるべきこと 『ネット、トレード、自分探し』 | 日刊SPA!

    激動の2011年も残りわずか。新年をフレッシュな気持ちで迎えるために、そろそろ部屋のガラクタや不要品の総点検……いわゆる、年末の大掃除のことを考える時期である。部屋の整理整頓をして、モノへの執着から離れて身軽な人生を送る整理術も市民権を得たいま、「年末のこの機会に要らないものを断つ!」と考える向きは多いことだろう。 ところがその一方で、「モノよりも優先して捨てるものがある」と語るのは社会評論家の岡田斗司夫氏。「レコーディングダイエット」の実践・開発者である氏が提言する「モノより優先して捨てるべきもの」となると、要らないものはやはり腹回りに蓄えた脂肪か? 「体型の悩みは人それぞれなので一概に『脂肪が要らない』とは言えません(笑)。僕が思う現代のオトナが捨てるべきことは『ネット、トレード、自分探し』の3つです。これは21世紀の『酒、ギャンブル、女』に置き換えられます。もちろん、やらないと人間の

    現代のオトナが捨てるべきこと 『ネット、トレード、自分探し』 | 日刊SPA!
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  • R・キャンベルさん、「読書は時空を超える」 : ニュース : 本よみうり堂 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

  • 電子書籍上 感想を共有 : ニュース : 本よみうり堂 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

    インターネットのソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)などを通して読者 同士がの感想を共有する「ソーシャル・リーディング」が新たな読書の形として注目されている。 動画投稿サイト「ニコニコ動画」を運営するドワンゴと角川グループホールディングスが、ユニークなサービスを始めた。 角川グループのサイト「BOOK☆WALKER」で電子書籍を買うと、「ニコニコ静画(電子書籍)」というサイトにその感想を投稿したり、他人の投稿を参照しながら作品を読んだりできる。生放送の画面上を視聴者のコメントが流れるニコニコ動画の電子書籍版だ。 サービス開始の記者会見で、角川歴彦(つぐひこ)・角川グループホールディングス会長は「悪口を書かれると警戒する作者もいるが、ソーシャル・リーディングは読者が一緒に盛り上がろうとするパーティー。アナログなサイン会とは異なる新たな場と考える作家は多いと思う」と述べた。 ドワ