「近代日本の目録史~欧米の目録規則の受容という観点から~」 日時:2016年7月30日(土) 14:00~17:00 会場:京都商工会議所第一会議室 発表者:今野創祐氏 参加者数:7名 当日の出席者によるtwitter上のつぶやきをまとめたものはこちら 今回は今野氏から近代日本の目録史について発表いただいた。 今野氏が目録史に関心を持ったのは、当会で天野敬太郎を取り上げたことがきっかけ。その後目録の歴史に関心を広げて調べていくうちに、目録の翻訳の問題点をきちんと押さえる必要があるのではないか?と思うようになったとのこと。 江戸時代にも本を分類したものはあるが、標準化をはかるような目録はなかった。明治になって洋書も流入してくるようになって書籍を適切に管理するために、目録への志向が生まれたといえる。この問題に関する先行研究として、志保田務先生の博士論文がある。日本の標準目録規則の発展史を扱って