本当に久しぶりに必死です。吉祥寺の古本市のための本集め。 この時期の出張買取はお引越しの方が多くて、 どなたもが経験あることと思いますが、引越しで一番大変なのは 蔵書の整理。 「もう夢にまで出てきちゃうよ!」などと仰るのを今年も、もう 何度聞いたことでしょう。 本て結構重いから、肉体的にもしんどいですが、それ以上に 取捨選択の精神的疲労が大変なようです。 私なんかは、そういうことが日常業務ですから、もう自然と手が動き ますが、それでも、今回のように期限をきっての集書は大変で、やはり 夢に出てきます。 古本ていうのは、書き手、編集者、読者の想念の結晶体です。…なんて いうと大袈裟でしょうか?でもこれは多くの古本屋が感じてる実感…。 引越しの時の作業の大変さを身に沁みたお客様は、もう今度からは 電子書籍にする…。なんて考えるかもしれません。 確かに、一度読んで読み捨てるような娯楽小説や軽い読み