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2014年8月10日のブックマーク (9件)

  • あとがき7 【ゲスト投稿】長大なる自分語りの祖 : 司馬遷『史記』その① - あとがき愛読党ブログ

    以前執筆していただいた二歩博士から、再び玉稿を頂いた。長編のため、前後遍として掲載することにする。ご味読いただきたい。 ********** 【提要】 史記』の先秦諸子に関する列伝には、その文献・学術・学派に対する「序」の性質がある。 司馬遷は、司馬氏の史官としての仕事を諸子にも劣らない、一つの学術分野と自負した。 そこで、司馬氏の学術の発祥と、『史記』に結実するまでの来歴を、「自序」に記した(そのために「自序」がまるで司馬談・司馬遷の列伝のようになった)。 というのが、稿の主旨である。 ********** 先日の記事 あとがき6 あとがきはなぜ必要なのか: 小熊英二『単一民族神話の起源』(新曜社、1995年) - あとがき愛読党ブログ で、 人文系学術書の、長くて、情緒纏綿で、多分に私事に渉るあとがき という言葉が登場した。この言葉を見ると、『史記』のあとがき、「太史公自序」が思い浮

    あとがき7 【ゲスト投稿】長大なる自分語りの祖 : 司馬遷『史記』その① - あとがき愛読党ブログ
  • 見学:The Library of Congress - Take your marks.

    2014年7月24日、The Library of Congress(米国議会図書館)へ。 主にConservation Division(資料保存部門)を見学させていただきました。 資料保存部門はMadison Buildingの地下にあります。「貴重書」「文書・地図」など4つのセクションがあって、スタッフは総勢30人。 (余談:LCの組織図。全体の巨大さがすごい…) Conservator(修復士)はそれぞれ担当の図書館なりコレクションなりが決まっているそうです。私を案内してくださったJohnさんは、主にLaw Libraryのコレクションを担当。年度ごとにLaw Libraryのキュレーターと計画を立て、修復する資料の優先順を決めているとのこと。 修復材料によく使うのはやはり和紙。理由は「薄くて丈夫で柔軟だから」。機械漉きや手漉き、厚み、色などさまざまなものが揃ってました。 どうやっ

    見学:The Library of Congress - Take your marks.
  • 半角の引用符 “ ” の打ち方

    WORDで、MS明朝などの等幅フォントでの入力中だったら、「Shift」を押しながら「2」キーを2回続けて押してから「Enter」を押します。これで “” となりますが、いずれも全角です(和文の等幅フォントに、半角は存在しません)。 そのあとで、“” 内に文字を入力します。“あいうえお” となります。 さらにそのあとで「“」と「”」を個々に選択(反転表示)して、これをMSP明朝などのプロポーショナルフォントに変更します。これで半角になります。MSP明朝などでなく、欧字フォント(Century、Times New Romanなど)に変更してもいいのですが、不揃いになるのでお勧めしません。 上記の順序どおりに進めてください。先にMSP明朝などにしてから「あいうえお」を入力すると、この5字がプロポーショナル化してしまいますので、ご注意を。

    半角の引用符 “ ” の打ち方
  • 八の字形の「は」を「ハ」と翻刻することについて。

    なんだそりゃ、と思うかもしれませんが……。 仮名が現在の一音一字に整理されるより以前は、ひらがなにはひとつの音価に対して異なる漢字に由来する複数の仮名があった。「尓」に由来する「に」とか「者」に由来する「は」(蕎麦屋の暖簾でよく見られるやつ)など。こんにちそれらは変体仮名と呼ばれている。 そういう変体仮名のなかに、「八」に由来する「は」がある。カタカナの「ハ」と同じ形なんだけど、仮名文字の文章中に普通に使われてるんだからひらがなだ。現在の仮名の中にも、「り」と「リ」、「へ」と「ヘ」のように、ひらがなとカタカナとで同じ見かけをしているものがある。「八」に由来する「は」もそういうもののひとつということになる。 ところが、展示会なんかの解説パネルや、もののでは、この「は」を「ハ」の字形で活字にしているのをよく見かける。これってどうなの? 現代の読者のために翻刻しているのなら、これは「は」で起こ

  • (ニュースの本棚)中野重治の戦後 過去を現在にどう生かすか 鶴見太郎:朝日新聞デジタル

  • 「ピナス」に松本幸一による奥付研究 - 書物蔵

    このまへ箱根に遊んだ際、わちきがソンケーするある人に「むかし、読んだよ」と教わって――にしてもよく憶えてるの――「ピナス」なる出版社PR誌を読んでみる。わちき全然しらんかったが、こりは西洋書誌学に強い出版社、雄松堂書店のPR誌。いやあ、ぜんぜん知らんかったc(≧∇≦*)ゝアチャー 松幸一「奥付史研究試論」『Pinus』(36) pp.11-24 (1993-12) 別に間違いが書いてあるんぢゃあないんだが、先行研究をまったく見つけられてをらんうへに、文献注のつけかたが、分析的ぢゃなくて、小説みたいに巻末に参考にした文献一覧があるだけなので、個々の記述からもとへたどれない。要するに紀田先生の『の情報事典』と布川の『の周辺』をコンデンスしたものらしいとしかわからない。 松幸一「奥付の定価表記に関する史的考察」『大学図書館問題研究会大図研論文集』(18) pp.1-13(1996-02)

    「ピナス」に松本幸一による奥付研究 - 書物蔵
  • 第16回 #図書館総合展 のフォーラム企画・進行を担当します。 - リブラリウスと日々の記録(はてな版)

    夏の炎天下で頭がボッーとする中,このブログの使い道に困っていた所,とんでもないところからオファーが来て,2週間ほどバタバタしておりました。日情報解禁のOKが出ましたので,公開します。 2014年11月2日より8日まで図書館界の一大イベント第16回図書館総合展が開催されます。今回,縁あって2014年11月8日(土)の午前からお昼にかけて,横浜市立中央図書館でおこなわれる図書館総合展のフォーラムのコーディネーターを担当することになりました。 既にTwitterやfacebookで騒いでおりますが,今回Blogをご覧の方限定で,正式タイトルまで公開します。正式タイトルは「ICTを活かす学校図書館—可能性とつながる学校図書館へ」*1です。ICTと学校図書館の話題はあちこちで出てきておりますが,今回はそういうものとは異なった内容を取り扱えるよう,色々な方にオファーをかけております。 講師の発表や準

    第16回 #図書館総合展 のフォーラム企画・進行を担当します。 - リブラリウスと日々の記録(はてな版)
  • カレントアウェアネス-E No.264感想 - ささくれ

    ソフトバレー大会からはや2週間、ってことですか。その間、機関リポジトリ推進委員会のキックオフミーティングでNIIに出張したり(技術WGのメンバー)、今年のLibrary Lovers'キャンペーンの企画会議をしたりしていました。 今号は6中、内部原稿が2。とはいえ残りの執筆者も(元)カレントアウェアネス編集企画員の面々で占められてますね。。 ■E1590■ 東日大震災後の図書館等をめぐる状況(2014/8/4現在) 4月以来の震災まとめ。およそ4か月の情報がまとめられていて、そろそろ年3回ペースになっていくのかなと。 正直なところ、福岡にいるせいか、震災のことを忘れたわけではないけれど、一日一回は意識の俎上にのぼるんだけど、強く意識することはやはり少なくなってきたように思う。いつだったか、福岡県出身の20代同僚から、2005年の福岡県西方沖地震までほとんど地震を体感したことがなくて、

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  • 河野書店NEWS:通り過ぎた珍品