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ブックマーク / jp.ign.com (33)

  • 紛れもなくネコ・オブ・ザ・イヤー!『Little Kitty, Big City』レビュー

    なんといってもオープニングが秀逸である。主人公の黒マンションから落ちて街に迷い込んでしまうという流れなのだが、作の特徴を短いオープニングですべて表現できている。 黒はカートゥーンを思わせるコミカルな動きをしつつも、ネコらしい身体の変化と動きを見せてくれる。ネコとしての表現にこだわったゲームであると同時に、こういうふざけたフィクションとしての側面があると説明しているわけだ。同時に、物語の流れにもなっている。 ネコのゲームといえば『Stray』が有名だが、あちらは最終的に「このネコはロボットで、 誰かに操作されているのではないか?」と思うほど、ネコがゲームのルールに従ってしまっていた。一方、『Little Kitty, Big City』はネコの気ままさとゲームとしての遊びを両立しており、それがこのオープニングに詰まっているといえる。 米国・シアトルのインディーデベロッパーであるDou

    紛れもなくネコ・オブ・ザ・イヤー!『Little Kitty, Big City』レビュー
  • 「暴力表現と規制」で読み解くビデオゲーム史【前編】:暴力表現はいつ生まれ、どのように変化してきたか

    最近、「暴力表現とレーティング制度」を巡る議論が、再び活発になってきました。 これはホラーゲーム『The Calisto Protocol』が日語音声の収録まで済ませていたにもかかわらず直前に日発売中止となったり、リメイク版『Dead Space』がCEROレーティングを取得せずPC専売で発売したり、といった最近の出来事に端を発したものです。 ビデオゲームにおける暴力表現とレーティング制度、そして表現規制は、互いに密接に関連し合いながら発展・変化してきました。記事では、1990年代初頭、アメリカのレーティング制度であるESRBの成立の時期まで遡り、現在に至るまでの歴史を整理します。記事は前編・後編の2回にわけて掲載予定です。 暴力表現への懸念の高まりと米国ESRBの創設 ビデオゲームにおける暴力表現に対して、社会的な懸念が格的に唱えられるようになったのは、1990年代初頭、米国にお

    「暴力表現と規制」で読み解くビデオゲーム史【前編】:暴力表現はいつ生まれ、どのように変化してきたか
    nekoluna
    nekoluna 2023/02/26
    表現の自由を支持する
  • 『スプラトゥーン3』の「ブキヘイト」に気をつけて それで誰が“得”をするのか?

    スプラトゥーン3』が発売されてからというものの、SNS上では「特定のブキが強すぎる」だとか「この要素が卑怯すぎる」といった話題に事欠かない。 筆者としては「これが対戦ゲームの華だよな~」くらいに考えているものの、なかには真に受けてしまう人もいると考えられるので、今回はあえて注意をしておこう。こういった特定のブキに対して悪辣に書く「ブキヘイト」には複雑な意味があり、そのまま受け止めてはならないのである。 「あのブキがクソ」という言葉の裏にあるもの 特定のブキが強すぎるなどの原因があれば話題になるのは当然なのだが、SNSのような広い場所で展開されると単なる話題ではなくなってしまうのが問題となる。というのも実は、ブキヘイトを行うことで以下のような利益を得られる可能性が考えられる。 自分の希望とするゲームバランスに世論を誘導する 圧力をかけることによりブキに対する忌避感を与える シンプルに注目を

    『スプラトゥーン3』の「ブキヘイト」に気をつけて それで誰が“得”をするのか?
    nekoluna
    nekoluna 2022/10/03
    トライストリンガー使いの私はよくわかってるけど、トライストリンガーは弱い武器だよ!もっとやさしくして
  • 海外評価:『スプラトゥーン3』は革新性こそないものシリーズ最高傑作

    100点満点をつけたレビューはVooksというメディアのみだ。 『スプラトゥーン3』についてあなたが知らないといけないことは3つだけだ。まず、作はシリーズを進化させるとはいえ革命を起こすようなタイトルではない。次に、ストーリーモードはマジで素晴らしい。そして最後に、作は余裕でシリーズの最高傑作だ。 Vooksのレビューはこのような力強いメッセージから始まる。革新的でないと認めつつ、秀逸なストーリーモードや数えきれないほどの改善点を高く評価している。 Nintendo Life(90点)も似たような評価だ。 「『スプラトゥーン3』は過去作とほぼ同じ体験だが、限りなく洗練されている。オンラインシューターでこんなに楽しい時間を過ごしたことは何年ぶりだろう?」 Nintendo Lifeもストーリーモードを褒め称えているが、それでも革新的な新要素の不在については「5年も立ったので、『スプラトゥ

    海外評価:『スプラトゥーン3』は革新性こそないものシリーズ最高傑作
    nekoluna
    nekoluna 2022/09/09
    たしかに、あまり変わってないんだよなあ。メジャーバージョンアップくらい
  • ピクセルスタイルの『Tokyo Stories-working title-』は、あの『rain』のクリエイターが生みだした静寂の都市を歩く体験だった【BitSummit X-Roads】

    TwitterやInstagramを眺めていると、誰かのリツイートやレコメンドから情緒的に描かれたピクセルアートが流れ、タイムラインを彩るときがある。多くはgif動画で出来ており、日常の一瞬を切り取ったような時間が繰り返される。そうしたピクセルアート作家としては、豊井氏をはじめAPO+氏やモトクロス斉藤氏などが挙げられる。 今から10年近く前に初めて彼らの作品を見た時、「ドットを打ち込んで描く絵は、もう昔のビデオゲームの懐かしさを描くことを意味しないんだ」と思ったものだ。あれは新しいリアリズムを描くひとつの手法なのだ。 そんなインターネットアートシーンとインディーゲームシーンの蓄積が、そのまま結実したかのように思えたのが『Tokyo Stories-working title-』だった。実際に先述のピクセルアート作家やゲームに影響を受け、開発されているタイトルだという。 作はBitsum

    ピクセルスタイルの『Tokyo Stories-working title-』は、あの『rain』のクリエイターが生みだした静寂の都市を歩く体験だった【BitSummit X-Roads】
  • 今からでも知っておきたい『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』の19の開発エピソード

    『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』は2017年3月3日に発売された。発売から5年が経過したが、今日でも私たちは作の虜となったままだ。このオープンワールドなゼルダ作品には、数え切れないほどの独創的なアイデアが緻密に詰め込まれており、現在でもプレイヤーたちが新たな発見を繰り返している。作の方向性を固めたきっかけや、インスピレーションを受けた作品、開発者たちの苦労についてなど、記事では『ブレス オブ ザ ワイルド』の開発にまつわるトリビアをあらためて紹介する。 1) 大量の「ワイルド」なアイデア 『ブレス オブ ザ ワイルド』は、「ゼルダシリーズの当たり前を変えていく」のを目標に作られたタイトルだ。開発チームではこの目標を達成するべく、家畜をさらうUFOや、ギターを弾いてバイクに乗るリンクといったワイルドなアイデアをどんどん出していた。 開発者たちは、この新たなゼルダを楽しみなが

    今からでも知っておきたい『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』の19の開発エピソード
  • クィアなみんな、魔法の時間だ!『Ikenfell』は居場所のなかった私たちが待ち望んだRPG

    子どものころからゲームが好きだった。特にファンタジー世界を舞台にしたRPG。「ファイナルファンタジー」シリーズ、『クロノ・トリガー』(1995)、「アークザラッド」シリーズ、「幻想水滸伝」シリーズ……。剣を持ち、魔法を駆使して冒険する物語に、いつでも夢中だった。 でも、心のどこかでは「これは私の物語ではない」とも感じていた。たいていのRPGには、同性に恋をする人々や、産まれたときに周りから指定された性別とは異なる性別を生きる人々が、要するにクィアな人々が存在していないのだ。私はその世界に生きる人々に、友人たちがそうしているようには自分を重ねられない、と。自分はその世界に存在する余地がないと思っていた。『Ikenfell』は、そんな私のもやもやを突き崩してくれた。 自分が「笑いもの」としてしか存在できないような世界の物語を見続けていた 私は現在36歳になるトランスジェンダーだ。生まれたときに

    クィアなみんな、魔法の時間だ!『Ikenfell』は居場所のなかった私たちが待ち望んだRPG
  • 『ELDEN RING』は『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』や「スカイリム」をも凌駕する傑作?海外レビューまとめ

    どれほどすごいことなのかというと、97点以上のメタスコアを獲得したゲームは全部で19しか存在しない。近年、97点を獲得したゲームは『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』、『スーパーマリオ オデッセイ』、『レッド・デッド・リデンプション2』、『Disco Elysium - The Final Cut』くらいだ。ごく控えめに言って、ゲーム歴史に残る評価振りというわけだ。 稿では、いくつかの媒体のレビューをピックアップし、具体的にどのあたりが評価されたのかを分析してみたい。まずは弊誌で掲載しているレビューの判定部分を引用するところから始めよう。 「圧倒的なボリュームを誇りながらも一瞬たりとも飽きを感じさせない作り込みは驚異的。これほどまでに濃密な冒険、戦闘、RPG要素を兼ね備えたタイトルには出会ったことがなく、きっと多くのプレイヤーにとっても珠玉の一作となることだろう」 記事を担当

    『ELDEN RING』は『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』や「スカイリム」をも凌駕する傑作?海外レビューまとめ
    nekoluna
    nekoluna 2022/02/25
    ひょうばんみてからかんがえる
  • ポケモン本編シリーズでワースト、懐かしさだけが救い ── 『ポケットモンスター ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール』レビュー

    ああ、2006年当時にニンテンドーDSで『ポケットモンスター ダイヤモンド・パール』を遊んだ人ががうらやましい。「このゲームがはじめてのポケモンだった」なんて人に対しては、もはや嫉妬すら覚える。 なぜなら、2021年11月19日に発売された 『ポケットモンスター ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール』(以下、「ポケモンBDSP」)を楽しむには、ノスタルジアが必須だからだ。 いや、もっと正確にいうのであれば、原作を懐かしむ気持ちがなければ「ポケモンBDSP」は遊ばなくてもよいといえるだろう。なぜなら、作の長所はそれしかないからである。 グラフィックから見る「原作尊重リメイクの失敗」 前述のように、「ポケモンBDSP」は15年前に発売された『ポケットモンスター ダイヤモンド・パール』のリメイク作である。開発はイルカが担当しており、つまり「ポケットモンスター」編シリーズにおいて珍しく

    ポケモン本編シリーズでワースト、懐かしさだけが救い ── 『ポケットモンスター ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール』レビュー
    nekoluna
    nekoluna 2021/11/27
  • 【ネタバレあり】『グノーシア』は「ゲームとプレイヤーの関係性」を見事に描ききった傑作――そのカギは、相棒の「セツ」が男でも女でもないところにある

    記事には『グノーシア』のネタバレが含まれるため、クリア後の閲覧を推奨する。 『グノーシア』はSF人狼シミュレーション・ロールプレイング・アドベンチャーゲームである。宇宙船のなかに潜む、人間を襲い消滅させてしまう「グノーシア」を探すため、乗員たちと議論を交わして連中の排除を目指すという作品だ。 複雑なジャンル名からわかるように、作の素晴らしい点はたくさんある。「人狼ゲーム」をデジタルゲームとして解釈したゲームプレイ、忘れられないほど印象深いキャラクターたち、ゲームプレイと一体化したシナリオなど。ただ、私がいちばん気に入っているのがラストシーンだ。 今回は、『グノーシア』の終わりがなぜ美しいのかを語ろう。この理由においては、プレイヤーの相棒となる「セツ」が、男でも女でもない第三の性別「汎」であることが大きなカギとなっている。 「汎」という性別が存在する宇宙 プレイヤーの相棒となる「セツ」

    【ネタバレあり】『グノーシア』は「ゲームとプレイヤーの関係性」を見事に描ききった傑作――そのカギは、相棒の「セツ」が男でも女でもないところにある
    nekoluna
    nekoluna 2020/05/18
  • SF人狼アドベンチャー『グノーシア』は、「開発者が147柱の神々に業務委託をする」ことで傑作になった――プチデポット・しごと氏インタビュー

    傑作といえる作品がどのように作られたか、ゲーマーならば気になるものだろう。しかし、それを知ったからといって必ずしも理解できるとは限らない。私の場合、SF人狼シミュレーション・ロールプレイング・アドベンチャーゲーム『グノーシア』の構造を開発担当者から軽く聞かせてもらったのだが、むしろ混乱するばかりだった。 『グノーシア』を開発したプチデポットのプログラマーである「しごと」氏によれば、“このゲームのなかにはシナリオの神や人狼ゲームの神がいて、スピリチュアルな感じになっている”そうである。意味がわからない。「この人はプログラマーというより祈祷師か何かでは?」とすら思える。 プチデポットの開発担当。『グノーシア』ではシナリオとプログラムを担当しており、作中では「ジナ」がかなりのお気に入り。変なゲームも好き。 めづかれ(名:川勝徹) プチデポットのリーダー。いわゆるプロデューサー的な立場で、『グノ

    SF人狼アドベンチャー『グノーシア』は、「開発者が147柱の神々に業務委託をする」ことで傑作になった――プチデポット・しごと氏インタビュー
    nekoluna
    nekoluna 2020/05/17
  • 1ステージの中で何度も“革命”が起こるパズルゲーム『Baba Is You』インプレッション──クリアするためならばルールですら捻じ曲げてしまえ

    『Baba Is You』は、フィンランドのインディーゲーム開発者Arvi Teikari氏により制作されたパズルゲームである。作は、優れたインディーゲームを表彰する「Independent Games Festival 2018」で、デザインエクセレンス賞とベスト学生ゲーム賞を受賞。2019年3月14日に海外向けに配信されており、現在はPCSteam/ Humble Store/itch.io)やNintendo Switchで遊ぶことができる(日語には非対応だが、そこまで難解なものではない)。 作はそれこそ『倉庫番』のように、岩などを押すことによってパズルを解くことが基となる。ただし特別な点がひとつあり、それは「ルールを変えられるパズルゲームであること」だ。しかし、こう書いたとしてもピンと来ないかもしれない。ゲームをプレイしながら音声で解説する動画を用意したので、これを見てほ

    1ステージの中で何度も“革命”が起こるパズルゲーム『Baba Is You』インプレッション──クリアするためならばルールですら捻じ曲げてしまえ
    nekoluna
    nekoluna 2019/03/19
  • PS4における性的表現の修正の意味するものとは?メーカーやユーザーに様々な憶測を呼ぶソニーの変化

    このところPlayStation4プラットフォームのゲームにおいて、性的なものを連想させる表現、いわゆる「肌色成分」の描写について騒動が起きている。これまで局部の直接的/間接的な描写さえなければ、何でもありとも言って差し支えないようなゲームも販売されてきた。それらはCEROの審査は通っているものの、成人指定のアダルトソフトに匹敵するような性的表現も見受けられた。 だがソニーはそんな状況に突然待ったをかけ、規制を大幅に見直し、新たな基準をすべてのリージョンにて適応させるのではないかということが話題になっている。IGN JAPANでは既に『ネコぱらVol.1 ソレイユ開店しました!』(以下ネコぱら)についてと、その性表現の検証記事が掲載されている。稿はこの問題について、より広い部分を検証しているが、一部内容がかぶっている点はご了承願いたい。 表現修正と見られる眩しい光 国内で反響が強くなった

    PS4における性的表現の修正の意味するものとは?メーカーやユーザーに様々な憶測を呼ぶソニーの変化
    nekoluna
    nekoluna 2018/11/14
  • SF史に残る(べき)ゲームたち:第16回『Analogue :A Hate Story』――美少女ゲームにおける、女性の叛逆

    『Analogue:A Hate Story』は、2012年に発売され、一部でとても話題になったインディゲームである。カナダ人の女性が、日の美少女ゲーム風のキャラクター・画面のゲームを作ったということが、まず驚きを与える。そのうえ、内容が李氏朝鮮における女性差別の問題を扱ったものなのだ。セクシャリティの問題を扱うゲームの流れに大きな影響を与えた作品であるとも言われている。 作者は1989年生まれのカナダ人で、名はクリスティーン・ラブという。作品の発表時点で23歳なのだから驚かされる。 アニメ調のAIとイチャイチャしながら、李氏朝鮮の男女差別に直面するゲーム 数千年間行方不明だった「ムグンファ」と呼ばれる宇宙船を主人公=プレイヤーが捜索し、メガネ少女として描かれている支援AIの*ヒョネに導かれながら、インターフェイス越しに内部のデータを探索する。過去の日記を読んで、李氏朝鮮における儒教的ジ

    SF史に残る(べき)ゲームたち:第16回『Analogue :A Hate Story』――美少女ゲームにおける、女性の叛逆
    nekoluna
    nekoluna 2018/10/01
  • スマブラにも参戦が決定した「しずえ」というキャラクターがどれほどすごくてかわいいのか語ろうではないか

    2018年9月14日に行われたNintendo Directでは、『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』にそのしずえが参戦すると発表された。スマブラに参戦できるキャラクターは誰も彼も有名なケースが多く、歴史も深い場合が多い。ただ前述のように、しずえは新参者だ。なんせ彼女、ニンテンドー3DSの世代になってはじめて登場したのだから。 しかしながら、しずえの人気はかなりのものである。amiiboは夏服・冬服の両方が出るという待遇で、ねんどろいども2種類発売されている。ハローキティともコラボしているし、『マリオカート8』からはレースにも参戦、『モンスターハンターダブルクロス』でもコラボをし、そしてついにはほかの「どうぶつの森」シリーズのキャラクターを差し置いてスマブラにプレイアブルで参戦……。もはや任天堂の顔といえるキャラクターに成長したと言っても過言ではなかろう。 『マリオカート8 デラ

    スマブラにも参戦が決定した「しずえ」というキャラクターがどれほどすごくてかわいいのか語ろうではないか
    nekoluna
    nekoluna 2018/10/01
  • ポケモンは人間のパートナーなのか、それとも“採集する昆虫”なのか――世界に親しまれる存在になった『ポケットモンスター』に残る歪み

    おそらく誤解されるので書いておくが、筆者は割と『ポケットモンスター』(以下『ポケモン』と表記)シリーズが好きである。一時期は離れていたが、特にハマっていた『ポケットモンスター X・Y』は800時間ほど遊んだし、ポケモンセンターに行ってグッズを買うこともある。しかしなから『ポケットモンスター 赤・緑』のころからシリーズを見ていると、どうしても気になる部分が見えてきてしまうのだ。 2018年11月16日発売予定の『ポケットモンスター Let's Go! ピカチュウ・Let's Go! イーブイ』 さて。とあるゲームライターと『ポケモン』の話をしていたところ、彼はこんなことを主張し始めた。「伝説のポケモンはもっと伝説であってほしい」と。たしかに家庭用ゲーム機向けに展開されている『ポケモン』シリーズは、まともに遊べば全員が伝説のポケモンを捕まえることができてしまう。これでは伝説も形なしだ。 そして

    ポケモンは人間のパートナーなのか、それとも“採集する昆虫”なのか――世界に親しまれる存在になった『ポケットモンスター』に残る歪み
    nekoluna
    nekoluna 2018/07/31
  • 中華娯楽週報 第20回:日本大好き中華オタクを怒らせる差別表現の境界とは?“ラノベ騒動”で見せた「底線」(後編)

    こんにちは!「香港ガリ勉眼鏡っ娘ゲーマー」こと歐陽です。中国・香港・台湾を含む中華圏のゲーム映画、アニメなどの情報を発信し、社会事情を分析するコラム「中華娯楽週報」。先週は物語の設定や作者の発言が問題視されたライトノベル『二度目の人生を異世界で』のアニメ化中止に関連して、日に憧れている「中華宅(中華オタク)」の人種差別への態度を検証し、普段は差別表現に対して超然とした姿勢を見せている彼らが怒る境界を見出すため、中国人がよく口にする「底線(許容・譲歩できる最低値といった意味)」という概念を紹介した。そして、差別問題をめぐる「底線」は、中国歴史教育に触れなくては語り得ないものである。今回の“ラノベ騒動”は、日では作者の「ヘイトツイート」が注目された一方、中国ではもっぱら作品の内容――主人公が中国大陸で「世界大戦に従軍」し、「4年間の従軍期間中の殺害数は3712名、全て斬殺」――が問題視

    中華娯楽週報 第20回:日本大好き中華オタクを怒らせる差別表現の境界とは?“ラノベ騒動”で見せた「底線」(後編)
    nekoluna
    nekoluna 2018/07/31
  • ビジュアルこそ軟派だが、オンリーワンのプレフィールは10年を超える歴史が実証済み「アルカナハート3 LOVE MAX SIX STARS!!!!!!」レビュー

    見どころはなんといっても、キャラクターが持つ「かわいい」のバリエーションである。軍服、巫女服、スク水、ブルマ体操服、セーラー服、ブレザー服、女子中学生、アホ毛、ピンク髪、などなど。パンチラこそしないものの、ニュートラルポーズでもフェティズムに満ちており、衆人環境下でのプレイにはちょっとした勇気を要するものがある。 かわいいだけで生き残ってきたワケではない。オンリーワンのプレイフィールが根強い人気を博している ビジュアルこそ軟派で人を選び、様々な面で誤解を招くおそれがあるのは否定しない。だが、格ゲーとしての実績を知れば印象は変わるだろう。2006年のシリーズ1作目からマイナーチェンジも含めて計7回のアップデートが施され、シリーズファンは少なくない。また、過去に格ゲーイベント「闘劇」の競技種目に選定されており、現在はメーカー主催のエクサムカップで全国大会が毎年催されている。 おもしろカッコいい

    ビジュアルこそ軟派だが、オンリーワンのプレフィールは10年を超える歴史が実証済み「アルカナハート3 LOVE MAX SIX STARS!!!!!!」レビュー
    nekoluna
    nekoluna 2018/06/24
    他にない格ゲーで飛び回るの楽しくてかすったらアドリブでコンボ決めるコンボゲー 難易度高いけど嫌いじゃない
  • 海外のPCゲーム販売サイトGOG.comにて、ビジュアルノベルゲームの販売が開始!

    『ザ・ウィッチャー』シリーズで知られるCD Projektが運営する、DRMフリーのPCゲーム販売サイトGOG.comにて新たにビジュアルノベルジャンルのゲームが販売開始された。それにともない、GOG.comではビジュアルノベルゲームのセールも実施されており、セールタイトルにはIGN JAPANで開発者インタビューを実施した「fault」シリーズなどが含まれている(日語あり)。 パブリッシャーとしては、MangaGamerとSekai ProjectがGOG.comに参入している。どちらも日のビジュアルノベルゲーム海外版をSteamなどでリリースしてきた実績がある。 Human struggles, sexy times, and s o m a n y ~f e e l s~ are now home on https://t.co/TiMFdAcy7Z • Fault • Sun

    海外のPCゲーム販売サイトGOG.comにて、ビジュアルノベルゲームの販売が開始!
    nekoluna
    nekoluna 2018/05/24
  • 「VA-11 Hall-A」インタビュー、ベネズエラの日常と非日常の中で生まれたパーソナルなアドベンチャー

    過酷な現実を生き抜いていくために、あなたなら何をするだろうか。裕福になるために働くか、社会を変えるために政治家になるか、自己表現のために作家になるか。ひょっとしたらゲームを作るべきかもしれない。今のような時代、それがもっとも世界的な共感を勝ち取るかもしれないからだ。 「VA-11 Hall-A: Cyberpunk Bartender Action」(以下「VA-11 Hall-A」)は2016年に英語版がリリースされ、日版が2017年11月16日に発売予定のタイトル(PS Vitaがリリース。PC版については同日に日語データがアップデート予定)。「サイバーパンクバーテンダーアクションゲーム」と人をったようなジャンル名が謳われている奇妙なアドベンチャーゲームだが、その来歴もまた一筋縄でいかないものだ。 開発者のSukeban Gamesはベネズエラ出身の2人の若きクリエイター。PC-

    「VA-11 Hall-A」インタビュー、ベネズエラの日常と非日常の中で生まれたパーソナルなアドベンチャー
    nekoluna
    nekoluna 2018/01/03