鳥インフルエンザの感染が広がるなか、野鳥のツルにも異変が起きています。 出水平野で1200羽以上が死んだり弱ったりして回収される異常事態のなか、越冬中のツルが、かつてない動きを見せているのです。韓国のソウル支局と共同取材しました。 (薩摩川内支局・堀祐也/ソウル支局・長砂貴英/鹿児島局・平田瑞季) 【出水平野で広がるツルの危機】 出水市の街のシンボルともなっているツル。出水平野は国際的に貴重な湿地としてラムサール条約にも指定され、例年1万羽以上が飛来するツルの姿が観光客をひきつけてきました。 しかし今シーズン、鳥インフルエンザの流行で、死んだり弱ったりして回収されたツルはすでに1200羽以上。過去最多だった2年前のシーズンの実に10倍近くに上り、かつてない事態となっています。 【長島町で目撃された”異変“】 こうしたなか、出水市の北西およそ20キロに位置する長島町で、ある異変が目撃されてい
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