昨日のCoSTEP終了式に行われたミニ・シンポジウムははななだ不完全燃焼だったとぶつぶつ書きましたが、その分逆にたくさんのインスピレーションをもらうことができました。その中でも特にワコールアートセンターのチーフプランナーという肩書きをお持ちの松田朋春さんにはかなり刺激されました。 さすがにデザイナーという仕事柄からか、質問に対して一言で答えることの呼吸がとても心地よく、科学技術コミュニケーターを「理系の語り部」と呼んだり、これからの科学技術コミュニケーター教育に求められるべきこととして「批評」というキーワードを出された時には、おもわず膝を打ってしまいました。 今の時代、批評家あるいは評論家という職業が氾濫しています。テレビのニュース関連のワイドショーにはありとあらゆる評論家が登場してくるので、世の中にはいろんな評論家があふれかえっていると錯覚してしまいますが、実はそんなにいないのかもしれま