愛知県警が捜査中の個人情報不正取得事件で、名古屋地検は18日、戸籍法違反などの罪で「情報屋」と呼ばれた愛知県長久手市の会社役員新原聡容疑者(38)や、名古屋市の同久松淳二容疑者(37)ら男女計8人を起訴した。 他の6人は東京都中野区の行政書士谷口信寿容疑者(41)や、前橋市の会社役員岡田信一容疑者(50)ら。 この8人とは別に、KDDI(au)の契約者情報を漏らしたとして、不正競争防止法違反の罪で同社代理店の自動車販売会社パート従業員南里光子容疑者(36)=千葉県船橋市=と探偵業西岡貞人容疑者(49)=同県鎌ケ谷市=を起訴した。 地検によると、南里被告は西岡被告に平成19年からの約5年間で500件以上の契約者情報を漏らし、450万円以上の報酬を得ていた。 ■「まるでピラミッド型の下請け構造」 職歴や戸籍、携帯電話番号といった個人情報が狙われている。愛知県警幹部の個人情報が不正取得された事件