“インターネット上の住所”と説明される「.jp」や「.com」をはじめとした「ドメイン」として、大阪を表す「.osaka」が一般向けに公開された。日本初の「地域還元型ドメイン」で、ドメイン運営を黒字化したのちに、レジストリ(運営者)のインターリンクが利益の半分を大阪府内の団体などに寄付する。寄付先は有識者会議「大阪ドメイン諮問委員会」が決定する。 同社代表取締役社長の横山正氏は、10年で10万件の登録と2017年度の黒字化を目指すとし、「毎年の固定費により一概には言えないが、2万件の登録により単年度の黒字化が達成できる」と説明。寄付先については「ITやドメインに関する大阪府内の団体、NPOを想定している」と語った。 日本の地域を表すドメインとして、.osakaは5番目。その他の「.nagoya」「.tokyo」「.yokohama」「.okinawa」には、地域に利益を還元する仕組みはない