「過去の自分を許せない」ために わたしは悩んでいるのではないかと、 不意に思った。 自分を許せないから、他者も許せない。 そんなとこなんだろう。 もちろん、 許せていないことばかりではない。 数でいうなら、 許せていることの方が勝っているが、 重さでいうと許せていないことが、 圧倒してしまう。 許せていないことを、 細分化していったら 収拾がつかなくなりそうだ。 おそらく執念深いのだ。 過去は変えられないと わかっていても、自分のあの行動を、 それでよかったと 認めることができない。 もっと違う選択をしていたらと、 悔やむことがある。 だからといって、 今を全部否定するとかではなくて、 今は今で"いい"とは思えている。 長きにわたって許せなかった 「がんばらない自分」を許して、 認められたとき、その楽さにたまげた。 なにせ、36年かけて やっとがんばらなくても がんばってもいいとわかったの