(CNN) ラジャア・ムスレさん(50)はパレスチナ自治区ガザ地区最大級の医療施設、シファ病院に避難している。同病院は、イスラエルの残虐な空爆から少しでも逃れられるかもしれないとの思いから、患者だけでなく家を失った人たちも詰めかけている。 米医療NGO「メッドグローバル」のガザ代表を務めるムスレさんは、イスラエルとガザ地区のイスラム組織ハマスの戦闘が始まったことを受け、ガザ北部沿岸部の自宅からシファ病院に避難した。 ムスレさんによると、シファ病院は大勢の人々であふれ返っている。その多くを占める女性や子どもは、心身の治療も受けられず、水もプライバシーもない状態で、病院の床や病院前の地面に寝泊まりしている。 「道路も病院も女性でいっぱいになっている。トイレはあまりにも混雑していて、私も1日に2回以上は行けない」とムスレさん。「もしもトイレを使えれば運がいい。必要とする人が40人から50人、60