【ニューヨーク=山川一基】米ネット検索グーグルは21日、ネットを通じた共同購入サービスに参入する方針を明らかにした。急速に利用者を増やしている米共同購入サイト、グルーポンなどに対抗する。 サービスの名称は「グーグル・オファーズ」。グーグルは朝日新聞の取材に対し「事前支払い型のクーポンサービスについて、中小企業と話し合いをしている」とコメントした。詳細や参入時期は明らかにしていない。 共同購入サービスは、一定数の購入者がネット上で集まれば、割引で物を買ったり、飲食できたりするクーポンを販売するシステム。代表的なサイトがグルーポンで、グーグルは昨年末に60億ドル(約5千億円)前後でグルーポンの買収を試みたが、「創業者が拒否して破談した」と報じられた。 共同購入サービスを独自に展開すれば、クーポンの販売を通じて地方企業や中小企業とのつながりができる。ネット広告の成長も見込めるため、グーグル