街で本との出合いを演出する「Book!Book!Sendai 2012」のメーンイベント「センダイ・ブック・マーケット」が23日、仙台市青葉区のサンモール一番町商店街で開かれた。 市民や古書店主らが古本を持ち寄って店を出す「一箱古本市」には、約50組が出店。出店者の個性を反映したさまざまな本が並び、買い物客が熱心に品定めをした。太白区の主婦(51)は「市場みたいな雰囲気がいい」と話した。 東日本大震災の津波で被災した気仙沼市の古書店「唯書館」も初めて店を出した。気仙沼店店長の昆野純さん(25)は「それぞれ趣向が違う店をみなさんに楽しんでほしい」と笑顔で語った。 「Book!−」は古書店経営者や編集者らでつくる実行委員会の主催で、ことしで4回目。本を片手に飲み物を楽しめるカフェも開かれ、家族連れでにぎわった。