◇隣人関係どう再構築 昨年の韓国併合100年を契機に、日韓関係の過去を知り、未来を考えようと結成された市民グループ「コリア・プロジェクト@富山」のメンバー10人が10月末に韓国スタディツアーを行った。メンバーの1人、堀江節子さん(63)=富山市=は「日本が韓国で行った負の歴史をたどり、改めて、両国の隣人関係をどのように再構築するのか、課題を抱えた思い」と振り返っている。【青山郁子】 同グループは昨年から今年にかけて、日韓の歴史についての講演会や写真展、交流展などを開催し、平和や人権、文化などについて学んできた。 今回は3泊4日の日程で現地を訪問。初日は、1919年3月に起こった日本の植民地からの独立運動発祥の地、タプコル公園を訪問。2日目は、日本からの独立運動の分岐点となった天安市にある独立記念館と日本軍の元従軍慰安婦8人が共同で暮らす「ナヌムの家」と隣接の歴史館(広州市)を訪問した