原子炉格納容器の設計に携わった東芝の元技術者で、原子力安全・保安院のストレステスト意見聴取会委員を務める後藤政志さんの講演会「地震で壊れた福島第1原発」が25日、金沢市香林坊1の県教育会館で開かれる。午後1〜3時。資料代500円が必要。午後3時からは、香林坊交差点周辺で原発廃炉を呼びかける署名活動をする。 県内の労働組合や市民団体が北陸電力志賀原発(志賀町)の廃炉を目指して組織したグループ「さよなら!志賀原発」実行委員会の主催。 後藤さんは昨年3月11日の東日本大震災直後から多数のメディアに出演し、原発技術者として培った経験や知識を駆使しながら、原発の構造やその危険性について分かりやすく説明してきた。 関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)のストレステスト1次評価結果を審査した今月8日の意見聴取会では、「容認できない」と反対姿勢を表明するなど、技術者から見た原発の安全対策の不備