’11記者リポート:小浜・明治時代の芝居小屋、旧「旭座」移築復元 観光構想も、懸念の声 /福井 毎日新聞 12月24日(土)13時48分配信 小浜市が、明治時代から残る芝居小屋、旧「旭座」の移築復元を目指している。県内に現存する唯一の芝居小屋という希少な文化的・歴史的建物の保存にとどまらず、現代の多機能ホールとしてよみがえらせ、中心市街地の活性化に結び付ける計画。移築予定地周辺の古い町並み景観とも関連付け、観光施設の柱に、と構想は広がる。一方、事業化すれば億単位の費用を要し、市議会には懸念の声もある。【松野和生】 建物は旧市街地の重要伝統的建造物群指定地区にも近い同市小浜住吉の住宅地にある。木造入母屋造り瓦ぶきの平屋で間口約11メートル、奥行き約28メートル。旭座の新築落成をうたった興行ちらしの口上から、建築時期は1910(明治43)年と特定できる。昭和にかけて芝居小屋のほか、各種催事向