盆栽と水石の愛好家が集う国際交流大会「第11回アジア太平洋盆栽水石高松大会(ASPAC)」が18日、高松市で開幕した。2年に1回の大会で、日本開催は初めて。貴重な盆栽や水石計約10万点が並び、21日までに、国内外から約3万人が来場する見込み。 サンポート高松であった開会式では、小西幸彦実行委員長が「豊かな自然と文化、歴史を持つ瀬戸の都・高松で友情の輪を広げていきたい」、浜田恵造知事が「日本の盆栽の技術と美しさ、伝統文化の素晴らしさを堪能してほしい」とあいさつした。 大会中、玉藻公園の披雲閣では、1945年に県が昭和天皇に献上した宮内庁所蔵の黒松と錦松を展示。栗林公園の掬月亭(きくげつてい)では、世界盆栽友好連盟名誉会長だった岩崎大蔵さん(故人)作の盆栽と水石が並べられ、ライトアップの演出もある。サンポート高松でも、盆栽や水石の展示即売会やワークショップなどの催しがある。【馬渕晶子】