昨日は1回表に味方が5点取ってくれたが、黒田は立ち上がり躓いた。この試合でポイントとなったのは1番打者の福留だった。 4割を超す打率の福留は、思い切りが良い。だからいい当たりでなくても打球が速くて野手の間を抜く。この日の福留の安打は2本ともクリーンヒットではなかったが、ともに得点に絡む出塁となった。当たっているとはこういうことだろう。 1回、黒田は先頭福留の2塁打で勘が狂わされたようで次のバーニーにも2球目を安打され、3番カストロのエラーでわずか6球で失点。これは乱打戦かと思われたが、そうはならなかった。今の黒田はしっかりしている。4番アラミス・ラミレスに対し、今年から覚えたカーブ(現地ではスライダーと表記)で三振に打ち取って落ちついた。 この日は鋭く落ちるスプリッターが有効だった。多くの打者がくるりくるりと空振りする。この球で完全に立ち直って、3回まで9つのアウトのうち7つを三振でとった