沖縄・尖閣諸島沖での中国漁船衝突事件で、那覇地検が24日、公務執行妨害の疑いで逮捕した中国人船長の釈放を決めたことに対し、自民党は「腰砕けだ」と非難した。政府・与党は地検の対応を「捜査上の判断」(仙谷由人官房長官)としているが、当の地検が「日中関係への考慮」という政治的配慮があったことを認めている。自民党は、28日に開催される参院外交防衛委員会の閉会中審査や10月1日召集の臨時国会で、徹底的に追及していく方針だ。 「極めて愚かな判断だ。中国の圧力に政治が屈した」 安倍晋三元首相は国会内で記者団に対し、憤りを隠せない様子でこう述べた。 谷垣禎一総裁も党本部で記者団に対し「政府は国内法に基づいて粛々とやると言っていたので、今度の処理は腑(ふ)に落ちない。検察が政治的判断を加えたとなると、間違ったメッセージを出すことになる」と、地検の決定に強い疑問を呈し、政府に説明責任を果たすよう強く求め
中国人船長釈放「解決するという感覚ない」 観光地や繁華街、漁民は怒りや不安 産経新聞 9月25日(土)0時58分配信 「(船長の釈放でも)すべてが解決するという感覚はない」。漁船衝突事件以降、中国人観光客のキャンセルが相次いでいた山梨県内の宿泊施設では釈放が決まった24日もキャンセルがあり、頭を悩ませている。 東京の銀座や富士山、京都などの観光スポットを巡るコースは中国人に人気のルートだ。ルートの中間点である山梨県内の宿泊施設では事件発生以降、キャンセルが続出していた。 中国の大手健康食品メーカー「宝健日用品」が17日に1万人規模の社員旅行中止を発表。富士河口湖町の「富ノ湖ホテル」では10月だけで中国人約3千人分のキャンセルがあった。甲斐市の温泉施設「湯〜とぴあ」では24日も12団体約400人がキャンセル。「釈放でもキャンセル分がすぐ返ってくるわけではない」と不安顔だ。 今月11日に
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