「夫は左右から警察官に取り押さえられた」と当時の状況を再現しながら様子を説明する妻良子さん(左)=秋田市の津谷弁護士宅で2010年12月23日、加藤沙波撮影 秋田市の津谷裕貴弁護士が自宅で警察官到着後に刺殺された事件で、現場にいた妻良子さん(53)らが23日会見し「私が見たことと秋田県警の発表内容が違い不信感を持っている。警察は本当のことを話してほしい」と訴えた。 事件では、警察官が津谷弁護士を取り押さえたすきに、同市の無職、菅原勝男被告(66)=殺人罪などで起訴=が刃物を持ち出し刺した、とされる。県警は、警察官到着時には、津谷弁護士が拳銃を持っており「銃を押さえようとした。やむを得ない行為で、犯人と誤認したわけではない」と発表している。 一方、良子さんらは現場を公開し当時の状況を再現。菅原被告が拳銃を右手に持ち「私と夫が台所で(右)手を持ち上げていた」状況で、警察官が着いたと指摘。邪