山岳や高原に囲まれた多民族国家ラオスの女性たちが手織りした衣装やバッグなどが飾られた「ラオスの織物の世界」が13日、平塚市紅谷町のひらつか市民プラザで始まった。現地で教育支援などを行うNPO法人「ラオスのこども」(東京都大田区)の主催。事務局の深山知美さんは「ラオスのことを知るきっかけになってもらえれば」と来場を呼び掛けている。 日本に留学していたチャンタソン・インタヴォンさんが1982年、ベトナム戦争の影響などによる混乱から再出発するには教育が大切だと訴えて活動を開始。2003年にNPO法人となり、ラオスと日本の常駐スタッフやボランティアらが図書館の整備や読書習慣の普及に力を入れている。06年にはラオス政府からも感謝状が贈られた。 展示会は平塚市在住のボランティアの支援で企画された。会場には、女性の自立支援をする「ホアイホン職業訓練センター」で織られた素朴な柄の布や小物、工芸品など千