日本では読売新聞社が記者にツイッター全面禁止命令を出した、らしい。本当かどうかは確認のしようがないが、私の知る限り、一部全国紙ではかなり以前から記者が勝手にツイッターをやってはいけないという社内通達が出ている。新聞社にとっては「ニュース」という社の財産の著作権問題があるから当然の措置かもしれない。 では中国はどうか。おそらく敏腕記者のほとんどが微博(マイクロ・ブログ)をやっている。中国ではツイッターは禁止になっているので、ほぼ同じ機能をもつ「微博」が一般的だ。一番人気は「新浪微博」で、昨年10月末の統計では5000万人ユーザーを超えた。記者の微博は多くが実名で所属メディアも明らかにして、取材現場から呟いている。もちろん会社の許可などとっていない。たとえ禁止命令を出されようが、彼らはいうことを聞かないだろう。微博は中国記者にとって初めて出会うジャーナリストの使命を全うさせるツールだからだ