◆広島5x―4巨人(14日・マツダスタジアム) 巨人が今季2度目のサヨナラ負けを喫した。1点リードの9回、抑えのロメロが暴投で追いつかれ、2死満塁から石原に痛恨の押し出し死球。8回のダメ押し機に、手痛い走塁死を食らった脇谷は9回の守りでもジャッグルして東出の出塁を許した。13日の死球で小笠原が出場選手登録を抹消され、攻守に緻密さが問われる試合でミスが出て、連勝は2でストップ。借金2へ逆戻りし、4位へ転落した。 ロメロが、ぼう然とマウンド上で立ち尽くした。7連続セーブ成功中だった守護神のまさかの乱調。両耳をふさぎたくなるような広島ファンの大歓声で、サヨナラ負けの事実を受け止めた。「投げ急いでしまった。疲れ? 全ては言い訳になるので」。いくら拭っても止まらない汗が、試合後のロッカーにしたたり落ちた。 1点リードの9回を任されたが、3連投の影響かいつもと違った。左肩が開いて、直球は全てシュー