[ニューヨーク 17日 ロイター] 国際的な格付け会社フィッチ・レーティングスは17日、米ニュージャージー州の格付けを1段階引き下げ、AAマイナスとした。 同州については、スタンダード&プアーズ(S&P)が今年2月にAAからAAマイナスに格下げ。ムーディーズ・インベスターズ・サービスも4月にAa2からAa3に格下げしている。 フィッチは「予算への圧力が強まっている」と説明。「年金の積み立て不足と州職員向け給付債務は、高水準で拡大している」との見解を示した。 同州のクリスティー知事(共和党)は2010年の就任以降、財政規律を重視し、党内で存在感を増しているが、格下げで威信を傷つけられた格好となった。同知事は過去の格下げについて、前任の民主党知事の政策に責任があるとの見解を示している。