日本映画の上映会や寄席の開催などで親しまれていた仙台市青葉区中央の居酒屋「のんき亭」が31日に閉店することになり、22日、「のんき寄席」の最後の高座が開かれた。23日には、30年以上続いた映画上映会「のんき館」が幕を閉じる。 のんき亭は1970年代前半に開店した。のんき館は80年8月に始まり、映画月刊紙「き〜の」の発行などで知られた故畑保義さんらを中心に日本映画の隠れた名作を上映。2006年12月スタートののんき寄席は太白区のアマチュア落語家清川波之丞さん(62)の独演会を中心に行ってきた。 店は岩佐昭子さん(67)が切り盛りしていたが、東日本大震災の影響もあって今月末で店を閉めることになり、のんき亭でののんき館は372回、のんき寄席は43回をもって終了することになった。 のんき寄席の最終回には約30人の常連客が集い、清川さんが演じる古典落語「愛宕山」「文七元結」などを楽しみつつ閉店