栗原市は18日夜、市内の単独調理校1校で17日の給食に使う予定だった県産ジャガイモを前日の16日に検査したところ、1キロ当たり23・68ベクレルの放射性セシウムを検出したと発表した。 食品衛生法上の暫定規制値は同500ベクレルだが、同市は児童生徒と保護者に不安を与えることを考慮し、このジャガイモ計2キロ(60食分)を使用せず、「不検出」と確認した北海道産のジャガイモを使用した。 同教委は東京電力福島第1原発事故により、今月1日から小中学校や幼保育園の給食食材の前日検査と調理済み料理の当日検査を順次行っている。当初2週分の検査ではすべて不検出だった。【小原博人】 11月20日朝刊 【関連記事】 福島・大波米:米穀店が保管、流通せず…県が全戸聞き取り セシウム汚染:肉牛検査2100頭中2頭…東京で7月発覚 放射性セシウム:千葉・流山産の原木シイタケ出荷停止 コメ出荷停止:「抽出