北海道電力泊原発が立地する北海道泊村で10日、任期満了に伴う村長選が告示された。現職の牧野浩臣氏(65)=無所属=のほかに立候補の届け出がなかったため、牧野氏が無投票で再選された。東京電力福島第1原発事故の後、泊原発が立地する同村での初の首長選だった。同村長選が無投票だったのは80年以来、32年ぶり。 定期検査で停止中の泊原発1、2号機の再稼働問題や、同3号機のプルサーマル計画を巡る北電のやらせ問題を受けた対応なども村政の課題だが、過去4回の村長選で公認候補を立てた共産党が今回は擁立を断念。反原発団体も候補をインターネットで公募するなどしたが、候補擁立には至らなかった。 牧野氏は原発との「共存路線」を掲げている。再選を決めた10日夕、支持者らに「国にはもっと原発の安全性をPRしてもらわなければ、安全で安心した生活はできない」と訴えた。【岸川弘明、坂井友子】 【関連記事】 直接処分と
【カイロ和田浩明】シリア情勢を巡り、反体制派に対する武力弾圧で国内外から辞任圧力が強まるアサド大統領は10日、首都ダマスカスで演説し、「国民の支持を受けている」と述べ、辞任を拒否した。一方で3月上旬に憲法改正案の国民投票、5月か6月に複数政党制による総選挙を実施すると述べた。これらの改革について時期を明示したのは初めて。 弾圧に関しては「(政府のいかなるレベルにおいても)発砲命令はない」と主張。国内各地で軍・治安部隊と衝突する反体制派を「テロリスト」と改めて断言し、「鉄拳で打ち秩序を回復する」と強硬姿勢の維持を鮮明にした。 演説はダマスカス大学であり、約1時間続いた。公式演説は昨年6月以来。 アサド大統領は「テロが起きている間は(政治)改革は難しい」とも発言した。改革の遅れは、反体制派側に責任があるとの認識を示した格好だ。 大統領は、一部アラブ諸国を「民主主義も知らずシリアに助言し
素粒子のクォークが4個以上集まった新種の粒子を、高エネルギー加速器研究機構(茨城県つくば市)などの国際チームが発見したと、10日発表した。質量は陽子の約11倍という。近く、米物理学会誌フィジカルレビューレターズに掲載される。 電子と、電子の反対の電気を帯びた陽電子を光速に近い速さまで加速して衝突させ、生成物質を調べた。その結果、5番目に発見された素粒子「ボトムクォーク」を含む4個以上のクォークで構成された新しい粒子「エキゾチックハドロン」を検出した。 研究機構の堺井義秀教授は「物質がどのようにできているのかを探る上で、新たな見解を与える重要な発見だ」と話す。【安味伸一】 【関連記事】 ヒッグス粒子:存在確定に高まる期待 ヒッグス粒子:「物質の質量の起源」確認に手がかり 東大など国際チーム ヒッグス粒子:「質量の起源」存在確認に手がかり
日本学生野球協会は10日、11年度の表彰選手として、昨夏の甲子園を制した日大三の畔上翔主将ら、26大学野球連盟と46都道府県高校野球連盟(青森県は推薦者なし)が選んだ今春の卒業予定者72人を発表した。大学では、大学選手権を2連覇した東洋大の鈴木大地主将らが選ばれた。 【関連記事】 大学野球:プロ注目、亜大の東浜投手始動 ロッテ:「途中でおかしいと思った」 新入団選手が迷子に 大学野球:中大・高橋監督退任へ 阪神:新人合同自主トレに6選手 東都大学野球:中大の高橋監督が退任 1月限り
三協立山、12年5月期通期連結業績予想の上方修正と復配を発表 10日、三協立山 <3432> は、12年5月期通期連結業績予想の上方修正と復配を発表した。通期連結業績予想を、売上高2670億円(前回予想比2.7%増)、営業利益84億円(同40.0%増)、経常利益69億円(同72.5%増)、当期純利益46億円(同53.3%増)に、それぞれ上方修正した。また、同日併せて、未定としていた期末配当予想を2円(前期は無配)とした。 ハニーズ、12年5月期通期連結業績予想の上方修正を発表 10日、ハニーズ <2792> は、12年5月期通期連結業績予想の上方修正を発表した。通期連結業績予想を、売上高595億円(前回予想比1.7%増)、営業利益49億円(同22.5%増)、経常利益50億円(同25.0%増)、当期純利益23億9000万円(同19.5%増)に、それぞれ上方修正した。 リベレステ、12
オウム真理教元幹部、平田信容疑者(46)と一緒に逃亡していた元信者、斎藤明美容疑者(49)が犯人蔵匿容疑で逮捕された事件で、警視庁は10日夜、平田容疑者がかくまわれていた大阪府東大阪市の自宅マンションと勤務先の整骨院の家宅捜索を始めた。逃亡の全容解明を進める。 斎藤容疑者の逮捕容疑は、平成16年6月〜23年12月31日、平田容疑者を自宅マンションに寝泊まりさせ、かくまったなどとしている。 【関連記事】 平田容疑者の逃走を支援の疑い 元信者の女を逮捕 「やっぱり一緒か」元信者の女、平田容疑者と逃避行 平田容疑者、元信者の女…教団側の関与は? 捜査の焦点 平田容疑者「まさか東大阪にいたなんて」住民に驚き 元信者の女「東北経て大阪で約15年、潜伏」
野田佳彦首相は10日、宮城県石巻市と岩手県大船渡市を訪れ、東日本大震災の被災者が住む仮設住宅や稼働を再開したセメント工場などを視察した。首相は視察後、記者団に「風呂の追いだき(機能が仮設住宅にない)問題とか、切実な話を聞かせていただいた」と述べ、2月に発足する復興庁を中心に迅速な被災地支援に努める考えを強調した。 首相は同日午前、石巻市で水産加工場や仮設住宅を訪問。午後は大船渡市の工場で、がれきをセメントの原料にする作業を見た後、同市赤崎町の仮設住宅の集会所に足を運び、被災者と約30分間意見交換した。被災者からの「もう一度家を持ちたい」「早く仕事をして生活を安定させたい」などの要望に対し首相は、「復興の柱が産業振興と雇用。(11年度3次補正予算で)道具立てができたので、道具が生かされるかしばらく検証したい」と語った。 首相就任後の両県訪問は昨年9月以来2度目。【新垣和也】 【関連記事
政府は、感染力が強く病原性が高い新型インフルエンザが流行した場合、国民に外出の自粛や集会の中止を要請できる特別措置法を制定する方針を固めた。新型インフルエンザへの対応をこれまでの感染症対策から国家の危機管理と位置づけ、私権の制限に踏み込む。政府は通常国会に法案を提出し、成立を目指す。 09〜10年に流行した弱毒性の新型インフルエンザでは、大規模な催しを中止するかなどで自治体によって判断が分かれた。このため全国知事会は10年6月、政府に法整備を要請していた。集会の制限は感染拡大防止を目的とした一時的な措置のため、内閣官房新型インフルエンザ等対策室は「(憲法で保障された)集会の自由の侵害にはあたらない」としている。 同対策室によると、鳥インフルエンザ(H5N1)など病原性が高く多数の死者が出ると予想される新型インフルエンザの流行が確認された場合、政府の対策本部が「緊急事態」を宣言。不特定多
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