警視庁滝野川署は15日、衰弱した妻を放置したとして保護責任者遺棄の疑いで東京都北区の会社員・金野昌司容疑者(44)を逮捕した。金野容疑者は「妻の様子がおかしいのに放置したことは間違いない」と容疑を認めているという。 滝野川署によると、妻で中国籍の張青霞(ちょう・せいか)さん(43)は14日に病院に運ばれたが、死亡が確認された。口の中に切り傷がある以外、目立った外傷はなく、司法解剖し、死因を調べる。金野容疑者は青霞さんと長男(10)の3人暮らし。 金野容疑者は11日夕に部屋の片付けをきっかけに口論に発展。青霞さんが騒いだため、両手や両ひざを粘着テープで縛り、約9時間後の12日未明に解いた。 逮捕容疑は、13日夕、青霞さんがメゾネットタイプの自宅アパートで意識がもうろうとした状態で倒れているのに気付いたのに、病院搬送などの措置を取らずに放置した疑い。 14日昼ごろ、金野容疑者が長男から