あいおいニッセイ同和損害保険は10日、介護現場に精通した専門職を新設し、全国13拠点に配置したことを明らかにした。有料老人ホームといった介護事業者に対し、事故時の対応に関する情報提供サービスなどを実施。あわせて介護事業者のニーズを調べ、保険商品やサービスの開発につなげる。高齢化で成長が見込まれる介護事業者向け市場のシェア拡大をはかる。 専任スタッフとして養成され、介護現場のリスクに詳しい社員を、5月1日から1拠点に1人ずつ配置。契約の有無にかかわらず、担当地域の施設を回り、利用者の誤嚥(ごえん)を防ぐ調理法といった事故防止策を助言したり、事業者どうしが情報共有するためのネットワークづくりを進めたりする。 販売代理店などには、利用者への損害賠償リスクをカバーする保険の中で、ニーズが高い商品の情報を提供する。 このほか、介護事業者向けの無料セミナーも拡充し、新たに大規模災害時の利用者の避
経営破綻し会社更生手続き中の半導体大手エルピーダメモリは10日、スポンサーに選んだ米半導体大手マイクロン・テクノロジーとの間で、契約条件の交渉を始めると発表した。東京地裁が協議開始を許可した。今後は8月21日までに更生計画をまとめ、同地裁に提出する。
ソニーは10日、2013年3月期(米国基準)の最終損益が300億円の黒字になる見通しだと発表した。テレビ事業の立て直しを急ぎ、5期ぶりの黒字転換を目指す。しかし、12年3月期は当初の黒字予想から4回の下方修正を経て最終赤字に陥った経緯もあり、ライバルの韓国勢が攻勢を強める中でのV字回復には、険しい道のりが続く。 「エレクトロニクス(電機事業)、最終損益、現金収支の3つの黒字化が必達目標だ」。会見に臨んだ加藤優最高財務責任者(CFO)はこう述べ、口を真一文字に結んだ。 12年3月期連結決算は最終損益が過去最悪となる4566億円の赤字。売上高も前年同期比9.6%減の6兆4932億円、本業のもうけを表す営業損益も672億円の赤字(前期は1998億円の黒字)に落ち込んだ。一方、13年3月期の売上高は14.0%増の7兆4000億円、営業損益は1800億円の黒字転換を見込む。 「本業の電機の立て
[東京 10日 ロイター] オリンパス<7733.T>は10日、2013年3月期の連結業績予想の開示を見送った。トムソン・ロイター・エスティメーツによる主要アナリスト3人の営業利益予想の平均は622億円だった。 12年3月期の連結営業利益は前年比7.5%減の355億円だった。アナリスト3人の予測平均は357億円、会社予想は360億円。3月末時点の自己資本比率は4.6%で、12月末時点の4.4%からやや上昇した。 【関連記事】 訂正:オリンパス、巨額損失隠しに使われた連結3社を解散 オリンパス、巨額損失隠しに使われた連結3社を解散 オリンパス、銀行出身の木本会長の反対・棄権票が約35%に インタビュー:役員選任、反対20%以上なら強いメッセージ=オリンパス元社長 オリンパスの内部告発本出版
日立製作所が10日発表した2012年3月期連結決算は、最終利益が前期比45.3%増の3471億円となり、2期連続で過去最高益を更新した。鉄道など社会インフラ事業の堅調さに加え、ハードディスク駆動装置(HDD)事業と中小型液晶パネル事業の売却益が寄与した。 売上高は3.8%増の9兆6658億円。営業利益は7.3%減の4122億円。薄型テレビの採算悪化でデジタルメディア・民生機器事業が営業赤字になったことなどが響いた。 13年3月期の業績予想は最終利益が42.4%減の2000億円と見込む。前期に生じた事業売却益などがなくなるため。売上高は5.9%減の9兆1000億円と減収予想の一方、営業利益はコスト削減の徹底で16.4%増の4800億円と見込んだ。 【関連記事】 「日立歓迎」英運輸省、「新幹線」システム輸入を望む ソニー、前期の最終赤字は4566億円 グリー7〜3月期決算は最終益2
三越伊勢丹ホールディングスが10日発表した2012年3月期連結決算は、大幅なコスト削減などで営業利益が前期比2.1倍の238億円となった。最終利益は繰り延べ税金資産の取り崩しなどで、22倍の588億円と大幅増益となった。 売上高は1.6%増の1兆2399億円と統合後、初の増収となった。 13年3月期は「消費トレンドが大きく改善する兆しはない」(大西洋社長)が、海外店舗の増収などにより、売上高がほぼ前期並みの1兆2400億円を見込む。伊勢丹新宿店の改装費用などが発生するが、コスト削減を継続し、営業利益は4.9%増の250億円を目指す。特殊要因がなくなる最終利益は47.4%減の310億円を見込んでいる。 【関連記事】 百貨店に家電量販店“侵攻” 迫る売上高逆転…業態見直し急ピッチ 百貨店大手3社の4月売上高はそろってプラス 大阪三越伊勢丹の不振 JR西日本・真鍋新社長が就任会見
希少性の高いアイテム集めの「コンプリートガチャ(コンプガチャ)」が社会問題化したことを受けて、バンダイナムコホールディングスは10日、同分野のゲーム配信を月内で中止すると発表した。 具体的に事業としているのはバンダイナムコゲームスとバンダイナムコオンラインの子会社2社。ソーシャルゲームにおいて、全てのコンプリートガチャの配信を中止する。この分野の新しいゲームを提供しないとともに、配信中のものは今月いっぱいで中止するという。 同分野のサービスをめぐっては2大配信会社となっているグリーとDeNAが今月いっぱいでの配信中止を決めている。 【関連記事】 「コンプガチャ」ショック 成長企業を直撃…時価総額2千億円が消滅 コンプガチャ、グリーも廃止へ DeNAの守安社長「コンプガチャは廃止する」 グリーとDeNA、終値でも4日ぶり反発 グリー&DeNA“稼ぎ頭”廃止で暗雲も 地獄絵「
経営破綻し会社更生手続き中の半導体メーカー「エルピーダメモリ」は10日、スポンサーに選んだ米半導体大手マイクロン・テクノロジーとの間で、契約条件の交渉を始めると発表した。手続きを監督する東京地裁が、同社との協議開始を許可した。エルピーダは8月21日までに更生計画をまとめ、同地裁に提出する。 スポンサー選定では、3月末の第1次入札を通過したマイクロンと、米中の投資ファンド連合が今月4日に第2次入札に応じた。マイクロンは今後の設備投資費も含め3000億円の支援と、工場の維持を提示しスポンサーに選ばれた。 【関連記事】 米マイクロンのCEOが墜落死 エルピーダとの提携交渉は… エルピーダ支援、マイクロンで最終調整 サムスン 創業者遺産めぐり骨肉の争い エルピーダ支援、米韓など大手が挙手 東芝も韓国企業と組み参戦へ 東芝とマイクロン、エルピーダ支援入札に参加方針 地獄絵「カルテル」
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