【ストックホルム時事】ノーベル医学生理学賞を受賞した山中伸弥京都大教授(50)は12日、ストックホルム市内のノーベル財団を訪れて預けていたメダルを受け取り、報道陣に披露した。山中さんは「ノーベル賞は過去のこと。メダルは大切にしまい、もう見ることもないと思う。今後は科学者としてすべきことをしたい」と話し、これからの研究に向けて気持ちを切り替えた。 財団は10日の授賞式の後、メダルと賞状を展示するため保管していた。メダルは18金に純金めっきが施され、直径66ミリ、重さ200グラム。山中さんは「思ったより重い。歴史の重さを感じる」と感慨深げに語った。