日本ボクシング界に新たな歴史が誕生した。東京で行われた女子ボクシングのプロテスト(1月30日)で、史上初めて現役女子東大生が合格。東京大学農学部在学中の石田しほり(23=アルファ)はわずか3か月の練習期間でプロボクサーとなった。恋もおしゃれも大好きな女の子がなぜ東大生とプロボクサーの“二刀流”に挑戦したのか。3月3日に決まった東京・後楽園ホールでのデビュー戦(VS大石久美=ワタナベ)を前に、その素顔に迫った。 ーーボクシングを始めたきっかけは 石田:高校生の時、ちょっとダイエットしたいと思っていたら、ちょうど実家の近くにジムができたんです。ボクササイズなんていいかな、と思って何となくジムに入ったのが最初です。それまでボクシングなんて見たこともなかったし、男子のボクサーも亀田三兄弟くらいしか知らなかったんですから。 ――ダイエットなら他の手段もあったのでは 石田:5歳の時から17年間