麻生太郎副総理と古屋圭司国家公安委員長は21日、東京・九段北の靖国神社をそれぞれ参拝した。同日始まった春季例大祭に合わせたもので、昨年12月の第2次安倍内閣発足以降、靖国参拝が確認された閣僚は、20日の新藤義孝総務相と合わせて計3人となった。一方、安倍晋三首相は祭具の真榊(まさかき)を同神社に奉納した。中国や韓国の反発も予想される。 麻生氏は、20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議出席のための訪米から帰国後、午後7時半ごろに同神社に到着。拝殿前で一礼しただけで同神社を後にした。 古屋氏は午前10時すぎに本殿に上がって参拝。この後、記者団に「国務大臣古屋圭司として参拝した」と説明し、玉ぐし料はポケットマネーから払ったことを明らかにした。「国のために命をささげた英霊に哀悼の誠をささげるのは、国会議員という立場からして当然だ」と強調した。 加藤勝信官房副長官も21日午前に参拝した