パナソニックがトヨタ自動車やホンダなど取引先企業と持ち合っている株式の一部を約1千億円で売却したことが2日、分かった。売却で得た資金の多くは社債など有利子負債の返済に回すとみられ、今月10日に発表する平成25年3月期連結決算で株式の売却益として約300億円を計上する見通し。同社は財務改善のため、資産売却などで資金を調達する計画を進め、今後も引き続き保有株や不動産の売却を進める方針だ。 [怯える韓国勢!?] パナソニックのプラズマ撤退は「数年後の自らの姿」か 同社の持ち合い株は24年3月末時点で228銘柄。トヨタのほか、ホンダやTDKが含まれており、この中の数十銘柄に関して一部を株式市場で売却した。 パナソニックはプラズマパネルへの過剰投資などが引き起こした業績悪化に加え、三洋電機の買収により、手元資金が減少している。 同社はかつて、「松下銀行」と呼ばれるほどの資金力を誇ったが、昨年1