【シドニー時事】反捕鯨団体シー・シェパード(SS、本部米ワシントン州)は2日、SSの妨害船「ボブ・バーカー」号が同日、南極海で日本の調査捕鯨船「第2勇新丸」などから「攻撃を受け、衝突した」と発表した。航行は可能という。SSは捕鯨に反対し、捕鯨船の航行を妨害していた。 SSの妨害船は2010年にも、日本の調査船と衝突し、沈没する事故を起こしている。今回も衝突を誘発し、責任は調査船にあると一方的に訴える立場とみられる。 米連邦高裁は、危険な妨害行為を繰り返すSSを「海賊」と認定し、妨害行為を差し止める仮処分を下した。だが、SSはこれを事実上無視し、妨害活動を継続している。