大手IT企業のドワンゴの入社試験有料化に対して、厚生労働省が行政指導を行いました。入社試験に受験料を課すことについては様々な意見があるようですが、これはどのように解釈すべきなのでしょうか? 厚労省が行政指導を行った意図は? 厚労省が行政指導を行った背景には、お金を払える人だけが採用試験を受けられるという状況が広がっていくことへの懸念があると考えられます。またネット上で賛否両論が戦わされたことも大きく影響しているでしょう。 ドワンゴの受験料は2525円とそれほど高いものではありません。しかし、低額とはいえ、受験料を課す企業が増えてくると、何十社も受験する人にとっては大きな負担になってきます。お金に余裕のある人は多数の企業を受験でき、そうでない人は受験できる数が減るという事態が生じる可能性はあるといってよいでしょう。 一方でドワンゴは地方からの受験生には受験料を免除するなど、機会の均等にはそれ