大塚家具創業者の大塚勝久会長は25日、東京都内で会見を開き、長女の久美子社長の解任などを求めた自身の株主提案について説明し、みずからが社長に復帰する正当性を主張した。勝久氏が公の場に姿をあらわすのは、1月下旬に久美子氏が半年ぶりに社長へ復帰して以降、初めて。 勝久氏は、株主提案は執行役員や管理職の多くが賛同しており「社員の総意と信じている」と強調。会社の業績を悪化させるなどしている久美子氏は経営トップには不適格だとした。資産管理会社の株式をめぐる虚偽の名義移転があったとして、同日、株式返還を求める民事訴訟を起こしたことも明らかにした。 また、今月13日に経営陣が勝久氏の会長解任を決めたことを「クーデター」と表現。「最初に久美子氏を社長に選んだことが間違いだった。悪い子供を作った」と述べた。 株主提案は、久美子氏が社長に復帰した翌日の1月29日、3月下旬の株主総会に向け行われた。勝久氏