[ベルリン 12日 ロイター] - ドイツ産業連盟(BDI)は、2015年の国内総生産(GDP)伸び率見通しをおよそ2%とし、1月見通しの1.5%から上方修正した。グリロ会長が12日、経済専門紙のハンデルスブラットに対して述べた。 会長は、原油安や民間消費の強さ、ユーロ安を背景に、ドイツ経済の先行きに対する見方はより楽観的になっているとの認識を示した。 会長は、ロシアとブラジル経済については懸念を示したが、インドや米国、スペイン、英国は好調でドイツの輸出が支援されると述べた。 会長はハンデルスブラット紙に対し「欧州は低金利という刺激策の恩恵を受けているが、長期的には構造改革が必要になる」と語った。 2014年通年のドイツのGDP伸び率は前年比1.6%だった。