米AppleのiOSに、捜査当局などがユーザー監視に使うための「バックドア」が隠されているのが見つかったと伝えられた問題で、Appleが疑惑を否定するコメントを出した。 この問題は、iOSのセキュリティに詳しい科学捜査専門家のJonathan Zdziarski氏がハッカーカンファレンスで発表。iOSには隠されたサービスが存在し、「Appleは司法当局のため、エンドユーザーの端末上のデータに確実にアクセスできるようにする措置を講じてきた」と解説していた。 これに対してApple広報はメディア各社に反論を寄せ、Zdziarski氏も7月21日のブログにAppleのコメントを掲載した。この中で同社は、「iOSの診断機能はユーザーのプライバシーやセキュリティを侵害せず、それでも企業のIT部門や開発者やAppleが技術的問題のトラブルシューティングのために必要な情報を提供する設計になっている。